勇気、要りませんか?
まだ、スタバとかチェーン店レベルならね、ハードル低いんですよ。
ちょいと小洒落たカフェに入ろうなんて気を起こしてしまった時なんて、特に。
一度、お店の前を「いや、別に入りませんよ?」みたいな雰囲気を漂わせてスルーして、様子を伺ったり。
意を決してお店の扉を開けると、圧倒的なまでの女性客率が高い壁に阻まれたり。
まして、おっさん一人カフェで〝ス〟の〝イーツ〟なんてハイカラな注文しよう思う時には、清水の舞台からバンジージャンプじゃないですか。
でもね。
でもね。
おっさん一人カフェ、捨てたもんじゃないですよ。
こんな優雅な気持ちになれるカフェタイム、世のおっさん連中も楽しまないと勿体ないです。
私も以前は、とてもとても小洒落た一軒家カフェみたいな店舗に潜入するなんて、想像も出来ませんでした。更に珈琲や紅茶の〝通〟でもなく、そんな「嗜む」みたいな事とは無縁な生活。
7,8年ほど前でしょうか。その頃は、土曜日も日中は妻が資格を取る為に学校へ行っていた為、おっさん一人の土曜日の昼ご飯をどうしようか、という感じになっていました。
それ以前にカフェスペースでライブをした事があって、またカフェのような空間でライブをしたいなぁ、なんて想いもあった頃でした。
せっかくなので、ライブが出来そうなカフェを探す、という目的で土曜日はカフェランチを巡るか、と思い付いたわけです。
とりあえず、Google Map上で近距離圏内で適当に場所を決めて、徐に〝カフェ〟で検索。
すると、幾つか候補がヒットしますね。それで店名とか直感で、2つ3つほど選んで再度の検索、お店の情報を集めます。
中には、既に閉店されてる場合もあれば、ランチしてなかったり、というのもあるので。
さて、土曜日カフェランチの候補が決まったら、あとは突撃です。
いやぁ、でもね。
さすがに始めた当初は、、、入る前に何度も店の前をスルーしたり。
制限時間いっぱい、もうダメ、、、と店に入ると女性ばかりで凍りついたり、そういう事は幾度となくありました。
ランチ食べながら、どうも落ち着かなかったり。
食後のコーヒーなんぞが出て来てから、やっと一息という感じだったり。
そりゃもう、おっさんの内心ご乱心状態ですよ。
でもまあ、当たり前の話ですが、そこをめげずに回数を熟していくと、おっさんも慣れて来たもので、初めての店でも躊躇なく扉を開けて、ドヤ顔で入ってしまう始末です。
おまけに慣れて来たら、おっさん一人スイーツのクリティカルヒットなんぞも大丈夫。
更に、アポーの林檎マーク光らせながら、「ここは、おっさんの家か」ぐらいのドヤ顔も余裕。
ま、、、
ドヤ顔は、ほどほどに、ですが。
半分冗談はさておき。
今は定期的なカフェランチ巡りとかはしていませんが、なんだかんだで、色々なカフェを巡ったおかげで、ちょっとした時にカフェへ行く習慣、みたいな感じがあるというか、カフェで楽しめる自分がいますね。
特別に珈琲やら紅茶に詳しいわけでもなく、スイーツにうんちく言うほどの教養も無いですが、カフェでゆったり過ごす時間(たとえ、それが短い時間だったとしても)を楽しめるようになったのは、凄く良かったなと思ってます。
ある意味、贅沢な時間とも言える。
気に入ったカフェが見つかれば、やっぱり足を運ぶ回数は増えますし、そうやってお店の方と知り合いになったりして、店員さんがやってる音楽グループのイベントに参加したり、実際にカフェで音楽ライブのイベントの企画も出来ました。
今は、自分の住んでいる街の周辺。地元にあるカフェを巡る事が多いですね。案外、色々とあるもんなんですね。つい先日も、何度か訪れた事のある近所のカフェさんのツイートで、その近くに面白そうなカフェの存在を知ったばかり。
4,5年前にオープンした地元の、とあるカフェさんとはご縁で、地元の音楽イベントに携わったりする切っ掛けになったり、なんだかんだでカフェがご縁で色々と楽しい事もありました。
今、雑誌とかでもカフェ特集が組まれたり、そこからのカレーとかパンとかの特集があったり、またカフェでの色々なイベントがあったり、単なるお茶する空間だけではない広がりがあると思います。
でも、やっぱり基本はゆったりした時間を過ごしながら、お茶できるのがカフェだと思います。
おっさん一人カフェ、良いですよ。
オススメです。
おっさんの逆襲ですよ。
茶〜しばいて、生クリームたっぷりケーキなんぞで楽しみましょう。
1996年、あの伝説の一夜 【UpGrade】
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