イタリア旅行 —9月20日—
・ローマ3日目-フィレンツェ1日目(移動)
朝、起きたら、、、ヤナ予感。
予感というか、昨夜から怪しかったのですが、、、
「のどが痛いんですけど」
「はな、グスグスしてるんですけど」
風邪じゃん、、、よりによってこんな時に(泣)
ここから、フィレンツェとティッシュとの格闘日記がスタートですよ(泣)
風邪薬は持参していたものの、そんなの気休め程度ですからねぇ。。。
とりあえず朝御飯を食べに行くと、凄い人。
あれれ、こんなに宿泊していたのかーっていうぐらいに。それも、学生っぽい感じの若者が沢山いる。パッと見た目は大学生っぽいけど、たぶん高校生だろうなー、、、
いやー、なんか凄い活気ですよ。
席が空いて無かったので、一旦ロビーに出て一休み。
今日はローマを後にしてテルミニ駅よりユーロスター(特急ですね)に乗って、フィレンツェへ向かいます。列車の時間は9時半。駅へは、ホテルから歩いて5分も掛からないので、朝食後はちょっとゆっくり。
その間、トイレ備え付けのトレイレットペーパーで鼻をかみまくる。
あ〜
あ〜、辛かー
列車の切符は手元にあるのですが、このまま乗れるのか窓口で別のチケットに交換する必要があるのか、ちょっと判別つかなかったので少し早い目に駅へ行く事にしました。
ホテルをチェックアウトして駅へ。
妻が窓口付近にいたInfoの人に尋ねたところ、この切符で乗れるらしい。ついでに切符の見方まで教えてくれた。
列車到着まで、まだ30分以上あります。
私ゃ風邪でしんどいので、ちょっと腰を下ろして一休み。その間、妻は駅構内をウロウロと探索していた模様です。
行き先案内の掲示板を見ていると、、、うわぁ、なんかナポリ行きとか3時間以上は遅れているんですけどー(^^;;
そんなこんなで列車到着、ほぼ定刻でした。
乗り込む車両ナンバー、かなり前の方なので歩く歩く。
歩きながら、“チューン”と鼻をかみまくり、辛かー。
歩いていて、フト気が付くと周りには日本人が沢山いる。
どうも同じ車両に乗るようだ。
私達の乗る車両は2等席。普通の4人ボックスなのですが、日本のものよりは少し座り心地が良いという感じ。向かい合わせの真ん中に、小さなテーブルが付いている。食堂車もあるようなのですが、ここからはかなり後ろの車両のようです(^^;;
私達の席は通路側の向かい合わせでした。隣の窓側には、御年配の夫婦が座ってらした。(言葉からして、たぶんフランスの方だと思う)
通路を挟んだ向いには、それぞれ二組ずつの日本人が座ってました。
さてさて、いよいよ出発。
ゆっくりと列車が走り出します。
風景は、田舎の田園風景が続く感じで、羊とか沢山いました。
、、、が、風邪で少々ダウンぎみの私は、とりあえず寝てました。
テルミニ駅から、たぶんノンストップで次ぎの駅がフィレンツェの玄関口、「サンタ・マリア・ノヴェッラ」駅。
アナウンスが流れて来ました。妻はグースカ寝てますよ。
んー、着いたの?着いたの?
アナウンスに、ジッと耳を傾けて必死に聞き取ります。
「なんたらかんたら、、、サンタ・マリア・ノヴェッラ、、、なんたらかんたら、、、」
おー、ここだここだ、着いた着いた(笑)
妻を起こして降りる準備。
テルミニ駅から、1時間半ぐらいでしょうか。
やー、フィレンツェ到着。
とりあえず、鼻をかんで、、、ですねー、トイレ、トイレ(笑)
妻に「トイレ行ってくる」と言ってはみたものの、何処だ、トイレは?
おう、駅構内にマクドナルド発見、ここならトイレもあるはず、探す手間もない、、、と店内へ。
、、、行列できてますよ、、、なんか考える事は、みな同じようで。。。
さて、今は11時過ぎ。
とりあえずホテルに向かわなくては。
駅を出て、少し周りを見渡すと、、、「i」の文字発見、インフォメーションですね。ここに行って地図を貰って来ました。
なんかね、駅前にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があるんですけど、インフォは丁度、その裏手にある感じで教会の中の一画にあって、インフォの中自体が凄く良い雰囲気でした。
・駅舎と駅構内
・駅前ロータリーとサンタ・マリア・ノヴェッラ教会
ここから、地図を頼りにホテルへ向かいます。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の広場に出てから、フィレンツェのシンボルともいえる“ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)”方面に歩いて行きます。
・サンタ・マリア・ノヴェッラ教会(正面)
サンタ・マリア・ノヴェッラ広場からは、建物と建物の間を迷路のように走る、石畳の道をクネクネと歩く。
道路が交差するところでは、大抵は通り名が建物の壁に描かれているので、それを頼りに進みます。
初めて歩くとなると、単純に方向感覚だけでは迷うと思うなぁ。
すると、、、ドーンと出ました、目の前にドゥオーモ。
デカー
それに、なんという装飾でしょうか。
建物全面に、とても綺麗な装飾がされています。
少し呆気に取られながら、広場を通り過ぎます。
なんといっても、ここはフィレンツェのシンボルなので、とても沢山の観光客がいますし、周りにも沢山の色々なお店があり、絵描きさんもいます。
ドゥオーモの広場を抜けると、また道は小さい裏路地風の感じになります。
しばらく歩いて、、、駅から15分から20分ほど歩いた感じでしょうか、さて、、、地図上では、ホテルはこのあたり、、、です。
、、、が、見当たりません。看板さえ、見当たらない。
フィレンツェのホテルは、ローマの時よりランクが1つ上の三ツ星、「CARDINAL OF FLORENCE(カルディナル・オブ・フローレンス)」という、ちょっと長い名前のホテルです。
実は、このホテルについて事前にネットで情報を調べていて、日本人で宿泊された方の感想を読む機会がありまして、、、「とても良いホテルでしたが、見つけるのに苦労しました。表の通りに目印になるような看板もなく、、、」と書いていました。
むむむむむっ。
何処だ、何処だ。
細い路地に入る。
地図上では、間違いなくこの細い道沿いのはずなのだ。
しばらくウロウロしていたのですが、全くそれらしき建物がありません。
、、、というか、建物はあるのですが、それが住居の建物なんですよね。
で、思いあまって、このあたりだろう、、、という住居の中に入って行きました。
建物の下をくぐると、そこは中庭。そのまま進むと、1階の方の家です。
「違うよなぁ」
戻ろうとして、建物の下に入った時です。
私が何げに2階の住居へ上がる階段の方を見た時です。
そこは、しっかりと門で閉まってある感じなのですが、、、
あれ、、、
「CARDINAL OF FLORENCE」
えっ??
上、、、??
この門、、、開くの、、、?
、、、と手で動かすと、、、開くじゃん(笑)
なんと、この4階(、、、だったかな)がCARDINAL OF FLORENCE。
2階は普通の住居で、3階は別のホテルのようでした。
こりゃ、地図だけではわかんないよ(笑)
やっと着きました。
ホテルの真ん前で、10分以上はウロウロしてた(^^;;
フロントでチェックインをしている時、妻が「見つけるのが難しかったっ!」、、、とか言ってみますと、フロントのお兄さん(とてもイタリア人らしいイタリア人で、ノリが良くアクションも大袈裟)が笑いながら、「そうでしょう」と言ってパンフレットを出して来ました。
そこには地図も載っていて、このホテルは此処だっ、、、って感じで↓マークを付けてくれて、フィレンツェの街を色々と説明してくれた。
やっと部屋に入って、一休み。
えっと、とりあえず備え付けのトイレットペーパーで、鼻をチューン。
手持ちのティッシュは、節約せねば、、、(笑)
もう昼時なので、お昼御飯にしよう。
外に出て少し歩くと、雰囲気が良さそうなレストランがあったので入りました。
パスタやらサラダやらスープを注文したのですが、他の人が注文しているピザを見て妻が、「美味しそう、美味しそう」と言いますが、もうお腹いっぱいです。また別の日にでも来ようという事で。
お昼御飯も済んで、時間は2時を少し回ったぐらい。
どうしようか、、、
妻は街を歩いて来ると言ってますが、、、私は風邪の事もありますし、フィレンツェには明日以降の丸々3日間あります。ここは無理せずにホテルに戻る事にしました。
そんなわけで、妻は一人で街をブラブラ。
私はおとなしくホテルへ戻る事に。
ホテルに戻ってテレビを付けると、、、
ん、、、
うげげ、、、
イタリア語版「ONE PEACE」。。。
夕方、妻が戻って来ました。
「ジェラート、やっと食べて凄い美味しいけど、めっちゃ濃いぃ」、、、らしい。まぁ、私も一度は食べておかないと、ね(^^;;
晩御飯は何処にしよう、、、とあるレストランを覗くと、、、うわ、日本人だらけ、、、ああ、なるほど「日本語メニューあります」と書いてあるので、日本人が多いのか、、、
、、、で、別の店にしました(^^;;
入った店、なんか英語がなかなか通じなかったのですけど、今までのどの店よりも美味しくて、店の人も言葉が通じないからと、色々と行動してくれて印象がとても良かった。
妻と私で、一品一品を分けて食べる感じで注文しているのですが、最初は一品一人前(私と二人なので、全てニ人前だと勘違いしていたみたい)とは思ってなかったみたいで(笑)、、、
「ノー、オール、ワン」とか言ったりしたら、少し不思議そうな顔をするので、妻が「シェアー、シェアー」とか言うと、やっと理解してくれたみたい。
だってさ、一人前といっても、こっちじゃ量が多いから品数を食べれないんですよね。
だから、一品一品を分けて食べた方が、色々な種類の料理を食べれるわけで。
考えてみたら、日本料理って小さな器に少しの料理を盛り付けて、何種類もの料理が並ぶじゃないですか。
もちろん、海外の料理でも“コース”で頼めば、前菜からメインから、、、とありますが、日本料理の方が、並ぶ種類が多い。
こういうのって、文化ですよね。
最後はデザートと、お決まりのエスプレッソ。
いやー、めっちゃ美味しい、エスプレッソ。
ホテルに戻って、シャワーして。。。
はよ寝よ、、、
しかし、すっごい空気が乾燥してるんですね。
まぁ、ホテルの部屋が乾燥しているというのは、日本でも普通にある事ですが、なんというかフィレンツェという街自体が凄く乾燥している。
土がほとんど無いんですよ。
本当に石畳と石の建物ばかりで、、、雨も降ってない感じだし。
もうね、風邪でノドをやられている私にしてみたら、ちと辛いですよ。
タオルを濡らして、枕元に置いて。
鼻をグスグスいわせながら、フィレンツェの初日は終了です。
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