イタリア旅行/フィレンツェ2日目(1)

イタリア旅行 —9月21日—
・フィレンツェ2日目(1)


朝、起きるとけっこう肌寒いんですよね。たぶんローマより気温は低いと思う。
この、「CARDINAL OF FLORENCE」ホテルはローマで泊まっていたホテルより、ランクが1つ上ではありますが、部屋の感じは似たようなものでした。
どちらも綺麗にされていて、十分といった感じです。
さて、朝食の時間。
このホテルはフロントのちょうど後側に、ちょっとしたカフェっぽいスペースがあり、そこで朝食をします。これがとても洒落たスペースになっていて、スタッフもきっちりした姿で2人ほどいて応対してくれます。
食事自体は、ローマの時と同様に日替わりのパンや牛乳、コーヒー等といった感じでしたが、注文すればカプチーノも作ってくれるようでした。
このスペースから外を眺められる、ちょっとした小窓があるのですが、そこからはドゥオーモのドーム型の屋根が少し見えていて、なんというか、ちょっと漫画というか童話というか小説というか、現実とは違う雰囲気にさせてくれる、とっても良い眺め。
今日は、朝から妻はブランド品のアウトレット市に行く予定をしている。
フィレンツェから長距離バス(片道1時間半ほど)で行く、郊外の田舎でやっているらしい。このアウトレット市は、場所の離れた2ケ所で開催されているらしく、一人でバス等を乗り継いで巡るのは時間的に厳しいとの事で、このアウトレット市に合わせたツアーがあるらしかった。
日本語の対応OKとの事で、事前に妻が連絡してみたのですが「ツアー参加者が5名に満たないので、今日のアウトレット・ツアーはありません」、、、との事でした。
妻はしかたなく片方のアウトレット市に行く事にして、「昼の1時にホテルで待ち合わせる約束」をして、意気揚々と出発して行きました。
さてさて、私はどうしたものか。。。
風邪は、相変わらずですし、、、だからといってホテルに留まるのも勿体無い。
ふむ、とりあえず午前中に観光して、昼食後からホテルで休むか。
そんなわけで、サイドポシェットにティッシュを詰め込んで(泣)、私も出発です。
まずは、ドゥオーモに向かう。
途中、インターネット・カフェ(えーと、こっちでは、ちょっと違う名前だったけど、、、忘れた、、、)の店があり、まだ朝も早いので店は開いてませんでしたが、けっこう店はあるみたい。日本みたいに一人に一台とか、そんな通信網が個人宅まで整備されていないんでしょうね。
ドゥオーモ到着。
朝も早いので観光客も少ない。
昨日、ホテルに向かう途中に少し観ましたけど、あらためて繁々と観る。
なんという大きさ、その大きさを完全に包み込んでいる数々の彫刻や装飾。
建設に170年以上かかったという、このフィレンツェのシンボルともいえる大聖堂。
中に入る事も出来ますが、まだ開いてません。
しばし、ドゥオーモの周りをぐるりと歩く。
ドゥオーモの向かいにある、洗礼堂にはミケランジェロが「天国の扉」と名付けた、ギベルティ作の巨大な扉が圧巻です。
ドゥオーモを後にして、次はヴェッキオ宮&ウッフィツィ美術館の方に向かう事に。
途中、ちょっとした広場に出ました。

レプッブリカ広場というらしい。かなり開けた広場のようです。
そのまま進むと、なんだろう、これは。
ノミの市のような、色々な雑貨を売っています、、、なんか怪し気で良い感じです(^^;;

ドゥオーモからヴェッキオ宮方面に向かう道路は、道幅も広く馬車も通るし(馬糞に注意っ!!!)、両側には沢山の店が並んでいる。ショッピング街といった雰囲気です。
さて、ヴェッキオ宮&ウッフィツィ美術館のある、シニョリーア広場に到着。
ちょっと華やかで賑やかな感じの広場ですねー、、、そして目に飛び込んで来たのが、空高くそびえ立つ塔、そうヴェッキオ宮と、その横にある野外彫刻ギャラリー「ロッジア・デイ・ランツィ」。
 
ヴェッキオ宮は、昔のフィレンツェ共和国時代には政庁舎の建物だったそうな。
ロッジア・デイ・ランツィも、なにげに建っていますが、この建物自体も500年ぐらい前のもの。
中では沢山の彫刻が展示されていて、彫刻を前にデッサンをしている人も沢山いました。
ヴェッキオ宮と、その奥隣にあるウッフィツィ美術館とを結ぶ回廊、、、かな、これは。

シニョリーア広場を通り過ぎて、奥に進むと「U」の字型をした、大きな建物が登場します。
これが、フィレンツェにある沢山の美術館の中でも、1位2位を争うほどの珠玉コレクションを所蔵する、ウッフィツィ美術館だ。
その建物自体にも、数々の彫刻がされていて、なにげに数百年前のものだったりする。
  
なにやら凄い行列が出来てますよ、、、これ、みんな入場を待っているようだ。。。
このウッフィツィ美術館を過ぎると、フィレンツェを流れるアルノ川に出る。
ここからフィレンツェ最古の橋、ヴェッキオ橋が見える。

よし、早速、行ってみる事にしましょう。
 
橋の上では、沢山の貴金属を扱う店が、ところ狭しと軒を列ねている。
なんというか、日本のお寺に続く参道みたいな雰囲気。
 
橋の上からの眺め、、、水の色はちょっと黄土色ですねぇ。。。
橋を渡り切ったところの角に、ジェラート屋さんがありました。
ホテルを出発してから、かれこれ2時間になろうかという感じで、ずっと歩いて来たので、さすがに疲れました。まあ、イタリアといえばデザートのジェラートは有名ですから、1つ食べてみますか。
コーンとカップが選べて、それぞれサイズが数種類ある。
値段はサイズで決まる。ジェラートは自分の好きなものを、組み合わせて注文できる。ちなみに、これ、いったい何種類までのジェラートを同時に注文できるのだろうか(笑)
店に入ると、おねーさんが忙しそうにしていました。
「ジェラート、OK?」と言うと、コーンかカップか聞いてきます。
「カップ、スモール、スモール」
うん、一番小さいので十分です。
おねーさんが、「イッツ、チョイスっ!」とか言ってますよ。
うーん、何しよう。。。
「カカオ&レモン」
うん、これだ、自分的には(笑)
ジェラートの種類は、定番のようなバニラ等のものから、その店にしかないものまで、だいたい10種類以上は、どの店もありました。
スモールなカップ(日本人的サイズで考えると、これはミドルって感じの大きさですが)に、てんこ盛りにジェラートがのっかる。すると、おねーさんが早口英語で喋り始めますよ。
「???」
通じないと思ったおねーさんも、しばし「???」って感じです(笑)
すると、ハッと思い付いたように、、、おねーさんは店内のテーブルを指差して、、、
「Here~?」
おー、、、
「ノー、ノー」
はい、テイクアウトします(^^;;
すると、手を拭くためのティッシュを付けてくれました。
ジェラートを食べながら、ヴェッキオ橋に戻って、ちょいと休憩です。
うーん、美味しいねー
これ、凄い味が濃いです。
うん、美味しい美味しい、、、えーと、値段は確か2euroぐらいだったと思います。
「イタリア旅行」トップへ戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました