入院日記

入院期間のほとんどが、「待機」時間だったので話題が無いんですが、、、(^^;;、、、とりあえず書いていきますか〜
(長文です)


<経緯>
2月に胃もたれが続いたので、胃腸内科の専門病院に行き、胃カメラ初体験をしたところ、ポリープが一つ見付かって切りましょうという話になったのが、今回の入院に繋がるわけです。
ここの胃腸内科の専門病院はベッド等が無いので、別の病院を紹介してもらったわけです。
そこで入院と。
しかし、ここから、なんとなく“しっくり”こない事が続きます。
さて、紹介してもらった病院へ。
大阪市内でも、大きな病院の一つに数えられる名の知れた病院です。
紹介状を貰って、まずは外来を受けたわけですが、とりあえず再度の胃カメラをしましょう、、、という事で翌日に胃カメラ。それが凄い下手でねぇ、、、最初に受けた胃腸内科専門病院では記憶すらない感じだったのに、こっちの病院では途中で覚醒しちゃって、、、目は閉じているのだけど意識だけが戻った感覚で、胃の中を棒のようなものでかき回されている感覚が、、、けっこう辛くて、体を動かしてしまったため、胃カメラのケーブルが喉に当たって、少し傷がついたようで後で痛かった。。。
入院する事自体は決定していたわけですけど、最初の外来でも「入院しましょう」という具体的な話は無かったのですが、この胃カメラの検査を受けた後、いきなり入院の手続きの話をされた。
まだ麻酔が少し効いているので、ぼーとしながら聞く、、、
で、帰宅してよくよく考えると、、、今回の胃カメラの検査結果も聞かずに入院になるのか?、、、と思い、病院に電話して、検査結果を聞いてから入院すると連絡したのに、、、、いきなり「明日から入院して下さい」とか連絡入る。
事務の方からは、入院する1,2日前に電話で連絡しますので、連絡があれば直ぐに入院できるように支度はしておいて下さい、という話があった。
結婚してから妻も二度ほど入院(これも大阪市内では大きい病院)しているが、連絡のあった次の日には入院って、そんな急な事は無かった。事前に入院の日時が決まっていた。
第一、、、連絡のあった次の日に入院って、、、こっちの都合は無視なんですかね。。。
(できるだベッドを空にしない処置なのでしょうけど、、、)
で、もちろん断る。
そんなこんなで、入院はG.W.明けからという事になった。
<入院当日>
病室に案内される。3人部屋の真ん中。
この病院は、個室と3人部屋の2タイプしかないようだ。
既に両側には入院されている方がいた。
暑い、、、病室内が暑い。今週は天気も良くて気温も高いのだが、どうも空調は動いていないようだった。もちろん窓は開かない(開くと自殺をする患者もいるので)ので、空気の流れが無い。
既に入院されていた方も、「暑いなぁ」と言ってる。
そうこうしているうちに、私の担当だという看護師Hさんが来られて、病棟内の案内や注意事項等を受ける。
「外来の時の話では、入院した次の日には手術すると聞いていたのですけど、予定はどうなってますか」
聞いてみました、なんにもワカンない状態でしたから。
すると、、、
「まだ、予定がハッキリとわからないんですよ。。。」
え?
???
えと、すると明日かもしれないし〜、明後日かもしれないし〜
「先生からの説明って、もちろんあるんですよね?」
手術の同意書だって、いるだろうに。。。
「外来されてるので、夕方にならないと、、、」と。
うーん。
どうしたもんか、、、とりあえず「なんか、予定わからんらしいぞ」と妻に連絡(笑)
その後、血液検査や心電図、レントゲン等の検査を受けて病室に戻る、が、暑い。
暑いんで、ナースステーションのある場所に、ちょっとしたデイ・スペースがあるので、そこで少し寛ぐ。なにげに掲示板の貼り紙を読んでいると、見なれた言葉が、、、
「クールビズ」
???
んー、、、クールビズ実施で病棟内は20度〜27度以下だと。
そりゃ、、、暑いわ。。。
外来のスペースとかならともかく、入院患者のいる病棟内のクールビズって、どうなのかな、と。
むやみに冷暖房する必要はないけど、あまり動けずにしんどい思いで入院されている患者さんもいるわけですし。
夕方になり、妻がやって来た、、、が、まだ連絡が無いので、明日手術なのか、今日の説明があるのか、全くわかんない。再度、聞いてみるが先生が外来なので、もう少し待ってくれと言われる。
夜、7時を過ぎて、やっと主治医のT先生が病棟へ上がって来られた。そこで説明を受けて、明日が手術だと判明する、、、が、明日の時間は流動的で何時になるかは、まだわからんらしい、、、(なんなんだよ、いったい。。。)
<手術当日>
昨夜の22時から絶飲絶食である。
10時過ぎから点滴が始まった。実は点滴も初体験。点滴前にパジャマへ着替えるように指示される。
10時半過ぎに連絡があり、いよいよ手術へ。手術といっても、胃カメラと同じ要領でするもので、時間にして30分程度の作業。
胃カメラをする同じ場所でするので、そこまで点滴のコロコロを押して病棟から2階フロアまで下りる。
2階フロアは、外来の窓口フロアにもなっているので、沢山の人がいる。
ここをパジャマ姿で、点滴のコロコロを押しながら歩くのって、ちょっと恥ずかしいというか、あまり良い気分ではなかった。
普通、こういう時って裏道とかあるんだけどねぇ。。。
それに途中から、フロアが絨毯(毛は短いけど)になっている場所があり、点滴のコロコロを押すには抵抗が、、、何度、倒しそうになったことか。
で、手術を受けるのだが、やはり途中で覚醒する。
もう、、、喉は辛くないんだけど、胃の中が辛いんだよう。。。痛いとかではないんだけど、、、
手術自体は予定どうり、短い時間で終わる。
帰りは病棟から看護師が迎えに来てくれて、車椅子で帰る。。。
で、ちゃんと裏道を通って、、、(やっぱ、あるじゃん、裏道)
病室に戻ってからは、ぼーっとする。
まだ、麻酔(、、、というか、睡眠導入剤ですね)が効いているので、半分は寝ている感覚。
担当の看護師Hさんが、私個人の診療計画表等を持って来てくれた。
うん、、、本当はね、これ、入院当日の説明時に用意しておくものだと思うんだけどね。
すると、15時過ぎに看護師の方がドタドタとやって来て、「もう直ぐ、部長回診があるのでカーテン、開けておきます」と。
ははぁ、、、白い巨塔だ白い巨塔だ、、、と心の中で呟く。
部長先生、私が外来の時に診てもらっていた先生だ。
簡単な言葉を2つ3つするぐらい、そんな感じで大名行列は過ぎて行く。
夕方になり妻がやって来た。
ずーっと絶飲絶食。
特に痛いところもないし、絶飲絶食なのと点滴がうっとおしい事を除けば、すこぶる元気、、、なだけに凄く暇。。。
<術後1日目>
朝一に血液検査をして、昼過ぎには問題無いとの事で、水分だけはOKになる。
とりあえず、4階にある売店に行って、お茶でも買って来るか(暇だし、、、)、点滴のコロコロを押して4階へ。
えーと、売店売店、、、
なんか、キオスクのイメージで行ったんですけど、かなり小洒落た店構えで、どこぞのお土産屋みたいな感じでもあり、入口部分はパン屋(トレイでパンを自由に選ぶスタイルのような)みたいになってるし、、、
<術後2日目>
今日から、とりあえず食事がOKになる、、、が、まずは重湯からのスタートに。

これ、朝昼晩の3食。最初は物珍しい感じで食べれた(飲んだ)けど、後は辛かった(笑)
なんか、看護師の動きを観ていると、、、ちょっと変に思う事が。
左隣の患者さんなんですけど、熱を計って5分と経たないうちに、別の看護師がまた熱を計りに来て、「今さっき、計ったよ」とか言われてる。
些細な会話の中で、同じ事を色々な看護師が同じ患者さんにするのは、コミュニケーションの一環でもあると思うので、まあ、良いとは思うのですよ。例えば「熱はありませんか?」と聞くのも、答える方から見れば「何度も同じ事を聞くなよ、さっき、別の看護師に答えたよ」とか思う部分はあっても、まあ、笑ってすまされる事で。
でも、この熱を計るという行為は、それとはちょっと違う。医療行為とか、そういう部類でしょ。ちゃんと記録も取るわけだし。
看護師同士の連絡って、どうなってるんだろう、と思った。
あとは、、、凄く暇でした(^^;;
<術後3日目>

(朝 – 昼 – 晩)
やた、今日からおかず付。米は三分粥にレベルアップ。
1日中やっていた点滴が、今日から朝と晩だけの2回になった、うれし〜
しかし、点滴の入りが悪くなったため、逆の腕に変更してもらい針も細い方に変えてもらう。入りが早いのだけど、針が細いので点滴をしている間は、あまり動けない。朝の2時間ほどで点滴が終わり、、、いやー、、、術後以来やっと自由に動ける。
とりあえず、シャワーして洗濯だー
で、また洗濯が問題?でねぇ。。。
普通、病院の洗濯機ってコインランドリーと同じ感じじゃない?
でも、この病院は洗濯機とは別に乾燥室というクローゼットがあって、洗濯後はこのクローゼットで乾かす。
で、クローゼット開けてみると、、、先客の洗濯物でいっぱい、、、あう。
しゃーない、夕方まで待つか。
この話を妻にしたところ、かなり嫌がっていた。
考えてみれば、そりゃそうだ。
この乾燥室のクローゼット、誰でも開けれるわけですよ。
例えば若い女性の方が入院されていたとして、もし、ここで洗濯とかすれば、どうしても乾燥のためにクローゼットに干す事になるでしょう。下着とか、不特定多数の人に見られちゃうわけですよね。
こっちも、使うにはクローゼットに空きスペースがあるか確認しないといけないし、、、
夕方、担当医(主治医と担当医の違いがよくわかんない)のK先生がやって来て、ちょっと話す。
週明けには、切り取ったポリープの精密検査が出ると思うので、傷口確認の胃カメラを最後にしてもらってから退院になる、との事。
夜には主治医のT先生もやって来た。若い先生を二人ほど引き連れて、、、なんかさー、その二人が凄い緊張した顔でねぇ、こっちも、なんかそんな状態で話もできんよ、、、という雰囲気です。
患者と先生との間に距離があるなーと思う。
<術後4日目>

(朝 – 昼 – 晩)
うにょは、五分粥にレベルアップした。
おにぎりは、妻製。
日曜である。
病院自体は、もちろん外来は休みであるので、全体的に静かな感じ。
今日から、完全に点滴は無くなったので、病院内をウロウロする。
患者が外に出て寛げる場所は無いのかと探すと、、、病棟の無い違う建物の屋上が庭園スペースになっているのを知るも、日曜はその建物に入れず。。。
とにかく、だらだらと時間だけが過ぎて行く。。。
<術後5日目>

(朝 – 昼 – 晩)
うにょは、七分粥にレベルアップした。
月曜である。早速、朝一で看護師の方に、今後の予定の確認をしてもらうように頼む。
昼過ぎになってから、昨日は行けなかった屋上庭園へ行ってみる。。。

病院の規模から考えると、えらく狭い。
、、、というか、誰もいないんですけどー!!
病棟のある建物じゃないし、どの病棟のある建物からも一度、2階フロアまで下りてからの経由になるので、ちょっと患者さんの為のスペースとしては、あまり役に立ってないと思うんだけどなぁ。。。
夕方に担当医K先生が来られて、検査結果が出たという事で簡単な説明を聞いて、明日に確認の胃カメラをする事を告げられる。
この時、元々の胃腸内科の専門病院への連絡をどうするかと聞かれ、ここの病院から郵送しますか、と言われるも自分で持って行くと答える。
退院後、何時行くかはまだわかんないしね。
ふむ、退院が見えて来た。
<術後6日目>

(昼 – 晩)
うにょは、全粥にレベルアップした。
胃カメラをするので、朝食は無し。
なかなか連絡が来ないなぁ、、、と思っていたら、ドタバタと看護師の動きがせわしない。
「院長回診があるので、それまでカーテン開けておきますね」
おおお、院長のお出ましか。
部長回診だけでなく、院長回診もあるのか。
(後で聞いたのですが、総長回診もあるらしい、、、)
なんつーか、医局制度の極みですなぁ、、、
更に、、、
「すいません、少しだけ身の回りを片付けておいて下さい」と。
はぁ?
どっちが客なんだ、もうわかんない(笑)
ベッドのカーテン全開で、30分以上、待たされる。
私の場所は、廊下から丸見えになってしまう場所で、無意味にカーテン全開されてるので、ちょっと、それはどうかと思う。
別に院長が部屋に入ってから、カーテンを開けても問題無いじゃん。
、、、っていうか、なんで客である私が、身の回りの片付けしないといけないのよ。
この時、、、「この病院、駄目だ」と確信が持てた。
この後、やっと胃カメラ。
どうも院長回診まで、待たされていたようだ。。。。。
救いは、今回の胃カメラは上手かった。やはり覚醒はしたけど、苦しさは無かった。
その日の夕方、妻が来てから担当医K先生から説明があった。
元々の胃腸内科の専門病院の検査結果では、5段階の3だったそうだ。
1が全くの良性で、5が悪性、、、胃ガンと判断されるらしい。
3というグレーな判断で、3以上は治療するというのが基本だそうで、この切り取ったポリープ全体を精密検査した結果、全くの良性であるという結論になりました。
結果論でいえば、切らなくてもよかったポリープという事になるわけですが、まあ、これはこれで良かったと思います。
後は、念のために定期的に胃カメラで検査をすれば良いでしょうと。
ここで、明日の退院が正式に決定しました。
最後に、昨日の話した事と同じ、元々の胃腸内科の専門病院への返信ですが、改めて私が自分で持って行く事を伝えて、K先生も「それでは、こちらで書いておくので退院時に受け取って下さい」と。
<退院日>

(朝)
パンが食べたかった。。。
朝、看護師の方が来られて、、、「胃腸内科の専門病院への返信ですが、、、」と聞く。
おいおい、昨日、担当医と話した事じゃないか、、、と思いつつも、「自分で持って行くので、、、」と答える。
退院の準備だ、荷物の整理。
しばらくして、さっきとは別の看護師の方が来て、「胃腸内科の専門病院への返信ですが、こちらの方で郵送する事になりました」と。
えー?!
どうなってるのよ。
過去、3回も「自分で持って行く」って言ったじゃん。。。
それ、まだ書けてないだけじゃないの。。。
「先生が忙しくて、まだ書けてないので、後日に自宅宛の郵送でも構いませんか」という話なら理解できるんだけどよー、なんですか、これ。
「あの、、ね、、、」と言葉が出たのですが、、、もう二度とこの病院のお世話になる事は無いと思っていたので、「はい」とだけ答えました。
会計して、さっさと病院を後にしました。
おしまい。
<感想>
これは、あくまで私個人の受けた感覚なので、他の患者さんがどうかというのは分りません。
しかし、少なくとも、私と接点を持っていた先生なり看護師なりから受けた感覚は、良くは無かった。
病院自体の体質が凄く営利目的に動いている部分、クールビズもそうだし売店にはスポンジたわしや台所用洗剤が売ってないのに、綺麗な扇子とか「なんでこんなものが」という商品は置いてあったり。
また、後で分った事ですが3人部屋について金額が2,100円というプリントを貰っていたのですが、それは差額分で実際にはもっと高い。この病院、ちょっと割高なところがあると、あとで聞いた。
病棟のフロア内に、患者さんが寛げるスペースが限られている点もある。屋上庭園も、いったい1日に何人の患者さんが来られているのか疑問だ。
洗濯機の事もそうだし、部長回診や院長回診をやりたいならすれば良いけど、その事で患者さんに変な負担をさせるのもおかしい。
ここで入院している患者さんは、お客さんである事を忘れてないかい、と。
患者と先生の距離感を凄く感じたけど、先生と看護師の連携の弱さも感じる。
私の入院直後からの予定が、看護師からみれば「わからない」って、本来ならありえない事です。
もしかしたら、看護師の立場が弱いのかもしれない。
先生から見れば、「使いっぱしり」としか見ていないのか。
やる仕事の内容が違うだけで、立場は先生も看護師も同等でなければならないと思うのだが。
まあ、あれこれ、こういう治療をして、何時何時退院、、、という程度なら「こんな病院もあるわね」で済む話ですが、病気と付き合いながら人生を生きる、、、という中でお世話になるなら、こういう病院は勘弁して欲しいというのが率直な感想です。

コメント

  1. ころちゃん より:

    無事ご退院されたようでよかったです。ポリープも問題なくて重ねてよかったですね!奥様のおにぎりがとてもおいしそうに写っていましたね。(^^)
    どうぞこれからもご無理されませんように・・・

  2. うにょ303 より:

    どうもありがとうございます。
    どちらにしても、、、病院にはお世話になりたくはないですよねぇ(^^;;

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