スタジオ・ジブリの「ゲド戦記」。世界のミヤザキ、宮崎駿監督の息子である、宮崎吾郎監督の処女作で話題になったわけですが、、、
その後、著名人やゲド戦記のファンからは、あまり好意的でない感想が多かったようで。
で、ゲド戦記の原作者ル・グウィンさんがコメントを出している模様です。
「原文」
「日本語訳」
「原作者は、あくまでも原作者」という部分で、映画には一切タッチできない事よりも、やはり宮崎駿監督ではなかった事についての後悔はあるようですね。
宮崎駿監督も、本格的な劇場用映画作品となると、「ルパン三世・カリオストロの城」と「風の谷のナウシカ」になるでしょうか。
ルパンは、もう登場人物は確固たるキャラクターとして成立しているわけですし、30分1本というTVアニメーションで沢山の映像があるわけで、、キャラクターをどう演じさせればよいかという部分は、凄く助かっているはずだと思うんですよね。こういう場面でルパンと銭形なら、どんな掛け合いで台詞を言うだろうって、宮崎駿監督でなくても誰でも想像できるぐらいにね(ストーリーのキーになる事柄は、ルブランや黒岩涙香からの引用なのは有名ですが、、、)。
そんな中で、最後の銭形の台詞は、視聴者には予想を裏切る名台詞として伝説になってますね(笑)
で、ナウシカは、、、、原風景はゲド戦記という事らしいですけど、、、とりあえずナウシカは宮崎駿監督の原作という事になっていますよね(色々なネタを寄せ集めて、宮崎駿監督が上手くミックスしているという意見もありますから)。
原作者自身が映像化するわけですから、まあ、なんでもありというか、どういうふうに作っても、視聴者を納得させるハードルは低いと思うんですよ。
しかし、世界的に有名な作品を、未経験者に作らせたのは、ちょっとなぁ、、、と思った。
作品の良し悪しとかじゃなくて。それは観た人、一人一人で違う意見でOKだと思うし。
せっかく作れる機会が訪れたんだから、短編でもいいから、自分の中の箱庭的な作品を作ってみれば良かったのにね。
スタジオ・ジブリも、新人に今までの宮崎駿監督と同じ感覚で動いていたのも、逆に吾郎監督が可哀想に思う。
あれだねー
次回作を作れるなら、オリジナル作品を作らせてあげて欲しいね。
で、あと10本も映画を作り続ければ、そこそこ良いモノになってくるんじゃないかなー
その時、改めて「ゲド戦記」を観ると、今とは違った感想になるかもね。
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コメント
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_b8de.html
とりあえず、たけくまメモの「TVシリーズやれ」説に賛成しときます。
あああ、そうかー
やっぱり、そういう方面で人を育てた方がいいよねぇ。
今回はSプロデューサーに、原作者も宮崎駿監督も吾郎監督、してやられたという感じなんですかねぇ(^^;;