「あずみ野観光バス」の事故のニュースですが、このニュースをTVで最初に観た時に、事故そのものよりも「死亡したのは、16歳のアルバイト添乗員」という説明部分で凄く驚きました。
フタを開けてみれば、運転手も死亡したアルバイトも交代ドライバーも、ほとんど家族総出で回していたみたい。更に前々から、勤務実態について労働局から指導されていたとか。
なんというか、起こるべきして起こってしまった事故のような気もします。
仕事で旅行関連の広告をやっているのですが、閑散期とはいえ、ちょっとありえないような価格設定が多いですよ。片道の交通費程度で二泊三日とかね。
こういう価格帯でないと、大手旅行代理店とかは門前払いするとか、そういう実態も裏であるんじゃないのかな、と。
そのシワ寄せは、今回の事故を起こしたような中小の観光会社に集中してしまうんじゃないのかな、と。
ドライバーの勤務改善とか問題にするニュースが多いですけど、そこまで切り詰めないと利益が上がらない体質に根本の問題があるような気がしますよ。
耐震偽装問題でも、この地域でこの設備で「なんと、この安さ!!」みたいな風潮があって、それにつられて購入した人も多いはずなんですよね。本来、不動産の安売りなんて有り得ないのに。
安いのにこした事はないのは事実ですが、ある一線から先は確実に、表面では見えないものを削ぎ落した上での価格になっている実態を、消費者も考える必要があるんでしょう。
P.S.
リンク先がニュースサイトなので、しばらくするとアドレス変更によるリンク切れになるかもしれません。
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