既成事実の嘘

そういえば、高田延彦&向井亜紀御夫婦の代理出産問題。
最高裁で判決が出ましたよね。
新聞からの情報だと、完全な原告側の敗訴のようにみえます。
先にはっきりとした法整備が整わない限り、この御夫婦が望む結果にはならないという事なのでしょう。
例えば、こういうサイトを発見しました。
世界各国の代理母関連情報、、、とは書きつつも、その大半がアメリカの話です。
こういう事に限らず、何か他国と比較する時に、「アメリカと比較した場合、、、」というフレーズが出て来ますよね、TVにしろ新聞にしろ、、、
率直に申し上げて、アメリカって比較できるほど、まともな国なのでしょうか(笑)
アメリカって、凄く特殊な国だと思うんですけどね、、、
それに、代理出産問題も世界的には否定的な考え方が多いようです。
アメリカとか、ビジネスで生命を割り切れる国以外では。
逆に言うと、生命を金銭で直ぐに白黒決めれる国だから、代理出産とかも可能なんだろうな、と。
試験管ベイビーの技術が確立すれば、その方向に動くんだろうなぁ。。。
もう母胎なんて必要無いという話なわけだから、代理出産問題も無くなると。
もちろん、代理出産にしろ試験管ベイビーにしろ、それ以前に大問題があるわけですが。


さてさて、私は代理出産についての賛否両論よりも、この向井亜紀さんという人物の人間性に凄く気持ち悪さを持った事がありました。
嘘か本当かは知りませんが、夫である高田延彦さんに「他のところ(女性)で関係を持ってでもいいから子供が欲しい」とか、そんな発言をしたとか聞いた事がありましたが、まあ、それは嘘だったとしても、現状に至るまでの事を見ていると、凄く気持ち悪い人だなぁ、と。
確か住んでいるところの区役所は、最初、出生届ですか?、、、それを受理しようとしたんですよね。
これ、たぶんねー、生まれて来た子供の事を考えてくれたんだろうと思いますよ。代理出産を公にしている以上、法的には限り無くクロに近い状態だったわけですから。結局、国から待ったが掛かって、最高裁で駄目と。
今、この子供さんはアメリカ国籍なんでしょう。そして日本の現法律では向井亜紀さんを母親だと認定してないのでしょう。
家族の中だけなら、、、それこそ家族の形なんて千差万別なのだから、「夫婦に間違いない」、「親子に間違いない」、「あなたの母親です」とすれば良いだけなのですけど、家族の外の社会はどうなのかと。
もし、このまま法整備が進まなければ、どうするのでしょうか、、、
アメリカ国籍取得のために、アメリカで出産させたわけじゃないでしょう。
これからの人生で、一番苦労するのは、このままでは子供さんじゃないのでしょうか。
その事を考えての行動だったのでしょうか。
向井亜紀さん御本人は、「これからも勉強をして」みたいな発言をブログでされていますが、これでは法整備の道具として子供を生ませたようなものです。子供さんは既に自分の人生を歩み出しているわけで、待った無しなんですよねぇ。。。
代理出産の賛否以前の問題として、人間性が問われるような事をやっているんじゃないかと。
実際のところ、代理出産されている日本人夫婦の数は、かなり多いと思いますよ。
黙って、日本国内で出生届を出して受理されているケースも、沢山あるんだろうと思います。
今回の最高裁の決定で、公には認められないと判断されたわけですから。
もし、生まれて来る子供の事を考えてなら、黙って密かに行動していると思います。賛否は置いといて。
あと、アメリカでは代理出産は珍しくないようですが(だから特殊なんですが)、生みの親が後で「私の子供だ」と裁判沙汰になるケースも出て来ている模様ですね。
結局、罪の無い子供さんが被害者になるのか、という事になってしまう。
問題提起した事は確かですが、それが望む結論に辿り着くのか、その道筋すら世間の話題には出て来ません。
今の安倍政権が、この問題に取り組む可能性も低いような気がしますしねぇ。。。
代理出産の賛否や向井亜紀さん御本人の希望以前に、生まれて来た子供さんたちにはトラブルの無いように願いたいものです。

コメント

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