拉致から解放

イラクでの日本人拉致事件。
5人とも無事に解放されましたね。
まず、無事に解放された事は嬉しいニュースです。
しかし、拉致事件から解放までの間、日本国内で色々と問題が浮上しました。


「自己責任」
当事者御家族への誹謗中傷、批判は論外。
当事者の御家族に批判して、何か変わるか?
なんにも変わらんでしょ、頭の悪い人の批判は最低。
批判するなら、当事者本人にするべき、これ、当たり前。当事者全員、子供じゃないんだから。
日本政府も、今回の拉致事件に費やした費用のうち、請求できる部分は、当事者に請求するべきだと思う。
これは、「自己責任」の代償。
また、批判に対して、当事者は答える義務もある。
これも、「自己責任」の代償。
「自己責任」の代償が出来るなら、彼等当事者の今後の活動を批判する必要は無いと思う。もちろん、イラクに戻りたいなら、それも問題ない。
さて、、、
拉致事件が発生してから、ピタリとサマワで活動する自衛隊の話題がマスコミから消えた。
実は、こちらの方が、とても深刻な問題。
結局、政府に情報操作されている。
もちろん、拉致されている日本人の命を守るために、名指しされた自衛隊の情報を隠すというのは、1つの手段だとは思いますが、そもそも、今のイラクの現状を作り出したのは、誰なのか、と。
ここが、重要。拉致事件なんかより、とても重要。
今、イラクの問題について、日本国内では「拉致事件」オンリーになってしまっている。マスコミも拉致事件しかやらない。
違うでしょ、それは。
私が日本政府側の立場なら、日本政府の政策や自衛隊派兵への批判より、拉致事件に批判が向いてくれた方が、ありがたいと思う。
それは拉致事件当事者への批判となり、本当のイラク問題への批判と摺り替えられている。
マスコミが「拉致問題」ばかり取り上げるから、日本国民が感情的になってる。これじゃぁ、9.11同時多発テロ以降、アメリカ政府が国民感情をあおって、戦争を正当化したのと同じじゃないの?
もう一度、スタートラインに立って考えましょうよ。
そもそも、今回のイラク戦争って必要だったんですか?
アメリカの対イラク(対アラブ諸国)政策って正しいんですか?
それを指示する日本政府の政策も、正しいんですか?
小泉首相がさ、、、
「私はアメリカ政府の政策には疑問を感じる。日本国はアメリカ政府の政策とは別として、イラク国民のために、自衛隊を派遣しました」、、、と言って欲しいですよ。
先日の日記にも書きましたが、日米安保という枠内で派遣された自衛隊、どんなに「イラク国民のため」と言っても、受け入れてくれるか疑問が残る。
イラクの問題が解決しないと、幾らでも拉致事件なんて起きますよ。民間人だから拉致されて「自己責任」と言われ、自衛隊が拉致されれば、民間人じゃないから、どうなっても良いという問題じゃないでしょ、どちらも同じ人間であり、命は平等なんです、他国の人も全て同じ。
イラク問題を拉致問題に摺り替えるべきじゃないです。

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