うむー、、、
大手が値上げという事は、順次、末端まで影響が出て来るなぁ。
印刷屋で働く身分としては、嬉しいニュースじゃありませんです。。。
王子製紙、印刷用紙全品目を値上げ・10%以上、原燃料が高騰
情報流通分野で印刷物の価値は下がり続けている中、紙代が上がっても、それをクライアント側への見積りに反映させる事は難しい。
どうしたもんかねぇ。。。
個人的には、印刷屋は情報流通産業だと思っているので、“紙”という媒体にこだわる必要は無いと思っていて、社名が「〜印刷会社」でも紙媒体を一切扱わない、それでも良いんじゃないのか、、、とは考えるんですけど。
文化として紙媒体は残るだろうし、個人レベルで紙という情報流通形態は残るのだろうけど、産業分野として5年後、10年後に明るい未来があるのだろうか、、、とは考える。紙という媒体にこだわる限り、厳しいんじゃないのかな、、、と。
5年後、10年後に今の十代の世代が社会人になった時、もちろん今よりもIT技術も進化しているわけで、そういう世代の人達が情報を得ようとした時、紙媒体をどれだけ重要視してくれるだろうか、、、という。
自分の実生活を振り返っても、あきらかに紙媒体から離れていってる。雑誌も、ほとんど買わなくなった。本当に読みたいという本や雑誌は買うけど、普段の生活の流れの中で気軽に買って読んでいた程度の紙媒体からの情報は、全てインターネット上で大量に取得する事が出来てる。
うちの会社でやっていた紙媒体でも、少し前からフリー版が出るようになったのは、そういう影響からだと思うけど、そのしわ寄せは確実にモノ作りしている会社や人達に降り掛かって来る。
結局のところ、中身の情報が重要なのであって、それが紙媒体なのか携帯電話やパソコンからの情報か、それはあまり関係ないわけですよね。
新聞を取ると、1社月額3,000円程度はするでしょう。でも、インターネット上ならほぼ同じ内容、それも何社もの新聞情報を無料で知る事が出来る。
無料が良い事とは言いたくないけど、現実として私もインターネット上で数社の新聞系サイトを流し読みする感じで利用している。
紙媒体に価値があって欲しいと思うけど、それは厳しいのが現実なんだよなぁ。。。
P.S.
リンク先がニュースサイトなので、しばらくするとアドレス変更によるリンク切れになるかもしれません。
硫黄島からの手紙
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