あぁ、、、映画監督・市川崑さんがお亡くなりになりました。。。
映画をとやかく語れるほど観てるわけでもないのですが、やはり私の中では「市川崑 = 金田一耕助」です。
推理小説や探偵小説って、定期的にブームってあるじゃないですか。
その中で、私も高校生の頃かなあ、凄くハマって。
コナン・ドイルとかアガサ・クリスティ、エラリー・クイーンとかモーリス・ルブラン、ディクスン・カーとかヴァン・ダイン、横溝正史とか江戸川乱歩とか、、、有名どころの古典作品といいますか、、、ね。読んだなー
その中で、とりわけハマったのが、横溝正史さんの「金田一耕助」でした。
その後、TV番組で再放送だったと思うのですけど、若き頃の古谷一行さんが金田一耕助を演じていた「横溝正史シリーズ」を観ましてね。
古谷一行さんの金田一っていうと、どうしても2時間モノのドラマっていうイメージがあると思うのですが、それよりも以前に1時間のドラマでシリーズでやってたのが、これだった。だいたい1作品を3話〜5話で完結する具合で、有名な作品は大半がドラマ化されていました。1作品でも3話となると、映画よりも長い時間の作品になるので、原作に忠実な部分も多かったと思います。
「横溝正史シリーズ」の頃は、もちろん古谷一行さんも若々しくて、若くヒョウヒョウとした金田一のイメージにピッタリでした(^^;;
そして、映画の方では市川崑監督と石坂浩二さんのコンビで「金田一耕助」が映像化されていくわけですが、、、
あのヨレヨレ袴姿の原作に近い風貌の「金田一耕助」が映像として登場するのは、この市川崑監督の「犬神家の一族」が最初なんですよね。それまでは、スーツ姿の金田一耕助だったりで(笑)
それからは古谷一行さんの金田一もヨレヨレ袴姿でTVに登場して。
私は、古谷一行さんのTV版金田一(特に横溝正史シリーズね)も、石坂浩二さんの映画版金田一も、どちらも大好きですが、、、やはり、どっちを選べと言われたら石坂浩二さんの金田一を選ぶかなあ。
市川崑監督作品の中では、「悪魔の手毬唄」が大好きです。シリーズの中でも絶品ではないでしょうか。
あと、原作者である横溝正史さんと奥さんが特別出演した、金田一耕助最後の事件「病院坂の首縊りの家」で、特に最後のシーン、、、病院坂の上でたたずむ金田一のシーンはとても印象的です。
この事件を最後に、行方知れずになる金田一なのですが、、、
なんかなあ。。。
市川崑監督が亡くなって、本当に金田一も死んでしまった気分です。。。
最近では、稲垣吾郎さんの金田一が上手く出来ていますよね。今まで4作品ぐらいやってるのかな。
かなり石坂浩二さんの金田一を意識しているらしいですねー
稲垣吾郎さんのやつでは「八つ墓村」が素晴らしかったなぁ、、、特に物語りの導入部分、この「八つ墓村」から来る不気味さを視聴者に印象づける感じは凄いです。
まあ、有名な話ですが「八つ墓村」の元ネタは、「津山事件」という実際にあった陰惨な事件なんですよね。
「津山事件」の事は、 ネット上で色々な情報があるのと、松本清張さんの「ミステリーの系譜」の中にも詳しく書かれています。
そうかー
生涯現役だったんですよねー
角川映画の第一作目が、市川崑監督+石坂浩二さんコンビの金田一デビュー作、「犬神家の一族」。
そして、30年が経ちリメイクした「犬神家の一族」が遺作となった。。。
御冥福をお祈り致します。。。
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