KORG往年のヴィンテ−ジ・アナログ・シンセサイザー、「MS-10」をモチーフにして、ニンテンド−DS用ソフト「DS-10」の開発に携わった方々のインタビュー記事が、ITmediaに掲載されていました。
なんか、凄くマニアックでシンセ好きというか、シンセ少年というか、シンセ親父な内容になってます(笑)
うん、KORG自身もプロ用に本格的なソフトウェア化したMS-20を、「Legacy Collection」シリーズで出している。こっちは完全にMS-20を再現しつつ、+αな現代的な機能を追加した仕様だけど。
「DS-10」は、MS-10をベースにしてオシレーター(VCO)を2基搭載した仕様になってる。MS-10自体は1VCOだったよね。MS-20が2VCOだった。
そして、シンセパート2トラック+リズムトラック4トラックで、DS1台で簡単な曲作りも出来る。
インタビュー記事を読むと、リズムトラックでもピッチの変化を個々に付けれるみたい?だから、かなり変わった使い方も出来そうだよね。
このインタビュー記事を読んでいると、けっこうマニアックだよー,
独立したローパスフィルター、ハイパスフィルターがあるわけではないですし。フィルターはMS-20の特徴ですから、その意味においてMS-20とは言えないかな、と。
機能的にはMS-20並なDS-10なのに、どうして「DS-20」じゃないのか、、、あはは、フィルターにはこだわりますよね〜
MSのフィルター(VCF)部は、今でも海外のシンセ・メーカーが単独仕様で再現して製品化したりしてますものね、とても特徴的。
MS-10が出たときにはすごく衝撃的で、それまでのシンセが10万円以上、自由に音色をいじれるものはさらに高くて、という状況でした。MS-10のおかげでシンセマニアが生まれたのだと思っています。そのムーブメントをこれで、起こしてやる、という意気込みが感じられます。
確かMSシリーズのコンセプトに、minimoog的なデザインとモジュラー・シンセへの憧れ、このあたりを出来るだけ普通に買える価格帯で勝負したいというのがあったと、聞いた事があるんですね。
低価格でありながら、パッチングまで出来る仕様と、独特の音色が、今でも人気のあるシンセの理由だと思います。
有名な誰だれが作ったチャートが載っているだけ、とか。普通はダウンロードしてくださいとかいうところを、「見ながらやれ」と。ちょっとずれたら全然違うとか、そういうジレンマを感じてほしい、みたいな(笑)。
あはは、確かに。
プリセットが1,000音色入ってて、ドラムセットが128セットあります、、、なんていうのが当たり前の時代。
もう、プリセットを全部聴く前に体力を使い果たしてしまう(笑)、、、それに、同じ機材を持っててデータさえ手に入れれば、同じ音が出ちゃうというのも、とてもツマラナイですものね。
私はモジュラー・シンセを使い始めるようになってから、あまり音色とか保存しなくなった。そもそも、モジュラーには「保存」という概念が無いですし(笑)、、、二度と同じ音が出ないのがモジュラーですから。
仕事でやってるなら、そんな悠長な事は言ってられないのでしょうけど、、、
本来、音楽って、その一瞬一瞬でしょう?
演奏者、楽器が全く同じで、それこそ、その空間、気温、湿度、ありとあらゆる考えられるだけの全ての条件が、昨日と同じ空間で演奏したとしても、昨日と今日とでは、音も演奏も違うはずです。
それは、アコースティックな音や演奏であっても、エレクトリックでコンピューターを全面的に使った音でも、同じだと思うんです。
そこに作り手の「人間」が介在しているならば。
だから、ここでいう、「ちょっとずれたら全然違う」っていうのは、本来の音楽だと思う。
やはり、シンセサイザーは「自分」の音が作れる、唯一の楽器だから。そこは大切にして欲しい、、、そういう気持ちがDS-10にも受け継がれている感じがするね。
私も、以前はMS-20を所有していました。
色々と調子が悪くなって、売ってしまいましたけどね。
とても良いシンセですよ。
外部入力で、例えばアコースティックな演奏された音を、MS-20に突っ込んでパッチングでフィルターとかモジュレーション掛けて加工したりとか、とにかく音の加工の面白さが楽しいシンセです。
このDS-10と、YAMAHAのTENORI-ONだけでLIVEとか、、、端から見ていると何やってるんだかサッパリでしょうけど、カッコイイだろうなー(笑)
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