【ライブ】ミ ズ ノ サ サ ヤ キ 終了

京都は伏見、「BAR Lag Wagon」さんにて、水をテーマにしたアンビエントな電子音楽ライブ・イベント、「ミズノササヤキ」が終了致しました。
お越し頂いたみなさま、ありがとうございました。
Lag Wagonさん、主催者のCUBEさん、色々とお世話になりました。
出演者のみなさん、お疲れさまでした。
そして、こんなチャランポランな私とセッションして頂いた、Cue!(4dms)さん、ありがとうございました。
とても楽しい一夜でした。
あの空間に集まった方々、みなさんに感謝感謝です。
以下、思いつくままの感想など。
(思いつくままなので長文です、後半に少しだけ写真が有ります^^;;)


ちょうど1月中頃、CUBEさんから今回のイベントのお誘いを受けたのが、始まりでした。
普通のアンビエント、、、というだけではなく、「水」をテーマにしたCafe Live Projectの流れの中でのイベントという事でした。
さてさて、、、私に、、、そんなイベントで音が出せるのでしょうか。。。
具体的なテーマやCafe Live Projectでもある為、即答する事が出来ず、CUBEさんには一週間ほど返事を待って頂く事にしました。
その間、自分なりに音を出しながら、今回のライブはどうすれば良いだろう、、、と考えていました。
何時ものように、モジュラーだけでやるのか?
モジュラー+他のシンセと組み合わせるか?
ラップトップPCとモジュラーでやるか?
「水」がテーマなんだよね。
そして、Cafeライブ。
モジュラーだけで、実験的な要素というか、そういうのは抑えた方がいいかな、と。
そこで思いついたのが、「水」をテーマにしてバックに流れるオケを作ってしまって、そのオケの上に、モジュラーの音を単発っぽく効果音っぽく、入れれないかな、と。
今まではモジュラーの音を、ほぼ出しっぱなしの中でやっていたけど、今回はオケの合間にモジュラーの音を入れるイメージ。
オケも基本的に作り込んでおいて、せいぜいフィルターとかディレイとか掛けれる程度に。
ラップトップPC側で、出来る要素を増やしてしまうと、モジュラーに集中できないし、去年みたいに作業に終われるだけになりそうだったからね。
これならいけそう、、、と思い、CUBEさんからのオファーを受ける事にしました。
「水」がテーマ。
どんな雰囲気にしようかな。。。
やっぱり、最初は「水」が生まれるところかな、、、
そして、生まれた「水」が流れて、漂って。
それから、不安に彷徨って。
そこから、光りが見えて大海に。。。
みたいな流れで、約30分ほどのオケを作ってみました。
そんな、ある日。
思いもよらぬ出来事が!!!
なんと、4d modulation studio(4dms)名義で色々と音楽活動されているCue!さんから、「御一緒しませんか」というメッセージが届きました。
4dmsといえば坂本龍一氏のラジオ番組、「RADIO SAKAMOTO」上でのAUDITIONに、幾度となくノミネートされている、とても素晴らしい楽曲を作られている方です。
そんな方から御連絡頂いてしまったわけで、「えええ、どうしよう (^^;;」と焦りました。
とても光栄な事ですし、もちろん断る理由なんてありません。
ぜひぜひお願いします!!、、、という事で、急遽、Cue!さんとのセッションが決まりました。
、、、といっても、Cue!さんは東京在住です。
私は大阪です。
もちろん、練習なんて出来ません。
基本的に、お互いの即興になるだろうなぁ、と。
本番まで10日間ほどしかありません。
とにかく、私が作っていたオケを聴いてもらいました。
そして、Cue!さんから色々な感想を頂きました。
Cue!さんから御連絡頂いた時点で、「オケの音数、減らさなくっちゃ」とは思っていました。
オケの中で、テーマっぽく聴こえる部分は、あえてバッサリとカット。
残しておく音も、合間を削って隙間を作りました。
そんな作り直したオケが完成したのは、本番2日前。
とり急ぎCue!さんに聴いてもらいつつ、金曜日にはCue!が京都に向けて出発。
金曜日は、夜にLag Wagonさんへ機材搬入とリハが出来るという事だったので、私も機材を担いで20時にLag Wagonさんへ。
伏見は初めてでした。「ふしみ」という知名は有名ですから、もちろん知ってはいますが、こうやって降りて町を歩くのは初めてでした。ちっょと脇道に入ると幕末って雰囲気、そして酒蔵が沢山!!、、、「水」の町ですね〜
京阪の伏見桃山駅から歩いて7,8分、Lag Wagonさんに到着。
シンブルで、とても落ち着いた雰囲気のあるお店です。
中に入ると、ちょうどCUBEさんとLag Wagonさんのスタッフが。
オーナーもマスターも、気さくな方達。お店としてオープンしているにも関わらず、普通に機材セッティングや音出しOKで、こちらが心配になったりして、、、(^^;;
御挨拶しているうちに、RAKASUさんと船田さんが来られ、そしてCue!さんも到着。
Sayaさんも到着。OKAさんは、今夜は来れないとの事でした。
早速、それぞれが機材のセッティング。
とにかく機材(特に小物系)が多い、、、(^^;;、、、床はケーブル類でゴチャゴチャに(笑)
私も準備をして、、、まずはRAKASUさんと船田さんが音出しを始めました。
その間、Cue!さんと打ち合わせ、、、そして、実は少し驚きが。。。
Cue!さん、私の最終のオケを新幹線の中で聴いてられたと思うのですが、その時に浮かんだイメージを、まるで楽譜のようにメモされていたのです。
ああぁぁぁ、これは、、、私も頑張らなくてはっ!!、、、って思いました。
そして、次に私達の番。
とりあえずオケを流しながら、どんな雰囲気になってくるか、、、
最初、私のモジュラーから普通に音が出ていたのですが、途中から急に音が出なくなってしまう。
色々と試行錯誤しているうちに、オケはどんどん進み、Cue!さんは一人で鍵盤ハモニカで色々な音を試しています。
うーん、、、オケの終わり頃になってやって音が出た。。。
リハらしいリハにならなかった。。。
せっかくの時間を上手く使えなくて、Cue!さんに申し訳ないなぁ、と。そして、明日の本番で音が出るのかと不安で、ちょっと落ち込みました(^^;;
そして本番当日。
18時半頃にLag Wagonさんへ行くと、Sayaさんが既に到着されていた。
まだ店が開いてないみたい。
そして、OKAさんも到着。OKAさんとは、お初でした。
その後、直ぐにお店が開いて中へ。
昨夜、リハが出来なかったOKAさんがセッティングに取り掛かる。
その横で、モジュラーや機材に電源を入れて、とにかくモジュラーの調子を確認。
あれれ、軽快に音が出ている。。。
昨日の機嫌の悪さは、なんだったんだろう。。。
まだ、本番で突然、機嫌をそこねる可能性があるから、予断は許さないですけど。
オープンは20時、まだ少し時間があるので、Cue!さんとCUBEさん、3人で晩御飯を先に食べに行く事に。私はもちろん、Cue!さんも伏見の事が分かりません。地元のCUBEさんが、美味しいお酒とおでんの店があるという事で行ったのですが、お客でいっぱい。。。
待ってる時間も無いので、Lag Wagonさんの下の階のお店へ。
このお店でも、酒蔵から直で引っ張っている生酒を味わう事が出来るそうで、早速、Cue!さんとCUBEさんが注文している。
私、お酒が飲めないのでジンジャーエール(笑)
でも、、、あっという間に20時(爆)
いそいそと切り上げる(^^;;
既に、お客さんも入り始めていました。
Cue!さんと私はトップバッターなので、まずはセッティング。
再度、ヘッドフォンでモジュラーの調子を確認。問題なく動いている、大丈夫そうだ。
ラップトップPCからのオケもOK。
Cue!さんも、鍵盤ハモニカで音を奏でている。
それがね、なんとなく良い感じなんです。
「あ、いいな」と思って、私もモジュラーの音を少し出して、ディレイでループさせる感じで。。。
なんとなく、そんなやり取りが続いて。
RAKASUさんに、「もう始まってるの?」と突っ込まれて、我にかえりました(笑)
昨夜、リハらしいリハが出来なくて。
元々、オケがあるとはいえ、Cue!さんも私も即興をベースにプレイする予定でしたが、本当にブッツケ本番モードだったので、このスタートするまでの短い時間で、なんとなくですけど音を出した事が、とても良い雰囲気に感じ取れて、ちょっとリラックス出来ました。
気が付けば、カウンターもテーブル席も埋まってる。
立ち見というか、、、その場で座っている方までいる。
わー、満員御礼?
そんな中、20時半になり、いよいよスタートです。
オケの音が入る。
少し、オケの音にディレイとフィルター掛けて、遊んでみます。
Cue!さん、オケを聴きながら様子見という雰囲気です。


さて、ノイズ系の音をモジュラーから出しては消して、また出しては消して。
その音をディレイでループさせながら、少し余韻を楽しむ感じで。
その余韻を受け継ぐように、Cue!さんの鍵盤ハモニカの音が入って来ます。
この瞬間、思ったんですよ。
「オケが無くても、大丈夫な雰囲気だ」って(^^;;
それからオケの展開がゆっくりと始まり、それに合わせてモジュラーの音も、少しずつ変化させていきました。
Cue!さんも、優しい音だったかと思えば、ぐーっと懐に入って来る感じの音になったり、とても素敵な音が飛び出して来ます。
30分の本番は、あっという間です。

最後は、モジュラーと鍵盤ハモニカだけの音になって終了。
ふぅ。
なんとか無事に終わる事が出来ました。
Cue!さんからも、良い雰囲気になったねという言葉があって、やって良かったなぁ〜、と思いました。
とにもかくにも、こんな私におつき合い頂いたCue!さんに感謝です。
素晴らしい体験でした。
ありがとうございました。
P.S.
他の出演者の方々の感想は、また改めて書きたいと思ってます。

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