半年が経ちました。
また、心の中に溜まって来ている事を、特にまとめる事もなく、つらつらと書いていこうと思います。
反・脱原発という態度が当然とか、東北の人達、とりわけ福島県の人達が可哀想だから、というスタンスの人には、不愉快な内容になると思われますので、そういう場合は適当にスルー願います。
改めて、半年が経ちました。
東北の復興に、暗い影を落とし続けている、福島第一原発事故。
日本政府は、原発事故終息に向けての、第一ステップは概ね達成したとして、第二ステップへ進むとしている。
でも、残念な事に、こういう終息に向けての工程表は、もはや意味をなして無い。
1号機に関しては、既にメルトダウンし溶け崩れた核燃料が、底が抜けた圧力容器から外へ漏れ出している、メルトスルーしているという。その外側の格納容器内に溶け落ちた核燃料が留まっているのであれば、まだ救いがあるかもしれない。
しかし、圧力容器に比べれば、遥かに強度が低い格納容器が無事でいられるだろうか?
圧力容器内の温度が100度を切っているという話がある。
どうも、事実のようです。
が、しかし。
そもそも、その圧力容器内に溶け落ちた核燃料(熱の発生源)が存在しないのだから、温度が上がらないのは当然なのでは?
温度が100度を切っている = 冷温停止状態に進んでいる
とても、そんなふうに思えない。
そもそも、溶け落ちた核燃料が、今、この瞬間、何処にあるのか、まだ誰もわからないという状況。
2号機や3号機に関しては、建屋の中にすら入れない状態が続いている。
2号機や3号機は、メルトダウンしたという発表は無い。
すると、まだ圧力容器の中に核燃料が原形をとどめて残ってる可能性がある、という事か?
ならば、今後の事態によっては、水素爆発が起こる危険もあるのではないか?
政府が責任を持って福島県内を除染し、2年を目処に生活できる土地を広げる、、、みたいな事を言ってるそうですが。それも、、、
そりゃ、除染して、更に放射性物質の半減期が2年程度のものは、除染と合わせて半分以下にまで下がる見込みがあるわけですから、良い話なのかもしれない。
でも、半減期が数十年単位の放射性物質だって、大量に撒かれている。
年間20ミリシーベルトのような土地が半分になっても、10ミリシーベルト。元々、日本の法律は年間1ミリシーベルトでしょう。半減したからといって、そんな土地に人が戻っても良いんですか?
とまあ、小出先生の話を裏付けるような推移になってる。
政府は東電は真実を隠し、嘘をついている。
そんな批判は、それは当然かもしれない。
しかし、真実を真実として言うと。
そんな事を言われると困る。
風評被害が出るじゃないか、
、、、と、また批判する
これ、いったいなんなんでしょうね。
福島原発事故に限って言えば、そこにある真実は間違いなく全て、福島県民やその周辺に住む方々にとって、確実に、、、
「不幸な事実」
、、、しか出て来ませんよ。
その「不幸な事実」を受け入れるつもりが無いなら、政府や東電の操作された情報を信じているべきだと思うし、その方が遥かに幸せな人生を歩めると思います。
福島県を含む東北の食品関係、事実を公表すればするほど窮地に追い込まれるでしょう。更に水産業だって、今はスルー同然ですが、事実の公表が続けば、やっと復興へと思っている東北の漁港からして壊滅的になるかもしれない。
更に、子供達の被曝も、将来には被曝に由来する癌や病気が多発する事は、避けられないでしょう?
そういう事実を、これから福島県民の人達は、どうするのでしょう。
NPO等が、子供達だけでも県外疎開を、という活動をしているそうだ。
福島県外の都道府県、市や町からも協力を申し出るケースも多いらしい。
でも、それを阻んでいるのが、福島県知事。
福島県民の県外流出は、なんとしてもくい止めたいらしい。
福島県内の人が、被曝の健康不安について、県外での診察を希望しても、福島県から通達で診察を拒否されるケースもあるとかで。
海外じゃ、殺人知事って呼ばれてるそうな。
でも、原発を誘致し推進し、歴代にわたってそういうスタンスの知事を選んで来たのは、他の誰でもない、福島県民の人達。
現・福島県知事を、今の福島県民は支持するのでしょうか。
政府が政府が、東電が東電が、と責任を追わせ行動してもらうのは当然ですが、そもそも原発を誘致・推進して来た福島県民自身が言葉を発しないと、何も変わらないと思う。
これ、福島原発事故後、初めて本格稼働を認めた北海道知事や、新たな原発誘致に積極的な敦賀市長でしたっけ、まあ、福井県ですね。
例えば、この両者。北海道民、福井県民は,何て考えてるんでしょう。
どちらも、推進という事で理解して宜しいのでしょうか。
だって、そういう市長なり知事を選んだのは、そこに住む住民なのだから。
北海道知事とかに批判が集中したけど、そろそろ、そういう知事を選んだ、そこに住む人達への批判も、して良い頃なんじゃないかと思ってみたりしてます。福島県しかり、福井県しかり、他の原発を誘致している都道府県についても。
ですから、申し訳ないのですけど、そう単純に私には、「福島県(民)が可哀想」とは思えないのです。
この事故の出来るだけ早い終息は、、、やはり。
福島県を廃県にするしかないと思うのだけど。
その上で、福島県全域から人を立ち退かせて、東北大震災で出た大量の瓦礫の処分場、また福島第一原発絡みで大量に存在する、放射性廃棄物と瓦礫の墓場にするしか無いのでは、と。
福島第一原発も、もう冷却なんて諦めて、地下ダムの建設と共に石棺作業に向けた行程にシフトするべきでは、と。
それでも、10年や20年では終わらないでしょうし。
あ、ちなみに、福島県以外での放射性廃棄物は、それぞれ原発を誘致している都道府県で墓場を作って管理して下さい、と。それまで福島県が受け入れる必要は無いと思います。
また、東京や大阪で、デモがあるそうな。
まあ、、、やらないより、やった方が、そりゃ意味のある事でしょうから。
しかし、、、原発が一基たりとも稼働していない場所で暮らし、何不自由なく生活している人達が参加するデモに、どこまでの何があるのだろう、と思ってしまう自分もいます。
かく言う私もそうです。
福井県の原発で作られた電気を、私は当たり前の様に使って来てるわけです。
もし、福井県で原発事故が起こっても、まず第一次的に被害にあうのは福井県民です。
私じゃない。
まあ、もちろん、福井県で福島第一原発と同じ規模の事故が発生したら、そうも言ってられない状況になるわけですが。
前にも書いたけど、こういうデモを、福井県や北海道でやってみたら、どうなるんだろう、と。
地元の理解が得られるんだろうか、と。
共感してもらえるのだろうか、と。
あと、反・脱原発と言わないと、非国民みたい風潮が一番怖いよね。
もうなってるけど。
それと同じぐらい、中間派、原発推進派も尊重されるべきで、そこがスタート地点のはずなんだけど。
原発事故後の、地方選挙で、候補者に原発へのスタンスを問うようなホームページが立ち上がっていたけど、まさしく反・脱原発と言わないと非国民扱いなサイトだったよね。
あんなの、候補者は票が欲しいし当選したいわけだから、みんな「推進」なんて言うわけないじゃん。ここでの発言は公約でもなんでもないから、適当に答えればいいわけで。
「推進」派を、あぶり出す為のサイトだな、と思ってみてた。
怖いな、と、、、つくづく。
正直、「推進」派より怖いわ、反・脱原発の人達の方が。
どちらにしても、結局、原発を受け入れる自治体が存在する以上、原発は無くならないだろうなぁ。
あ、また問題発言で辞任ですか。
私は、管首相は辞める必要無し、と言ってた。
今回だって、なんら辞める必要は無い。
極論だけど、政治家は国民の奴隷となって、過労死するまで働かせるべきだと思ってます。
この人達は、辞任したって、痛くもなんともないわけです。
そんな事させるぐらいなら、血反吐が出るまで働けと、ケツを叩くのが国民の役割だと思ってます。
その結果を、次の国政選挙で意思表示すればいいだけです。
政治家を育てるって意識、皆無なのかな。
自民党が半世紀近く日本を仕切ってきたわけで、それから民主党になって、突然、誰にとってもバラ色の人生が始まるなんて、バカな妄想している人達ばかりなんだろうか、この日本って国は。
自民党時代の日本から、もし本当に変われるとするなら、10年とか、そんなスタンスで物事考えないと駄目だと思うよ。
というか、日本人は「変化」を嫌う民族だから,いざ「変化」しようとすると、、、
また、それはちょっと困る。
、、、とか、言い出す。
それの,堂々巡り
一国の中枢で仕事しようなんて言う時に、「クリーンな政治」もヘッタクレも無いと思ってます。
私は「クリーン政治」には反対だな。
ハラ黒く、どの国よりもドス黒く、政治をして欲しい。
「クリーンな政治」みたいな、絶対に不可能な夢物語が、何時しかキャッチフレーズみたいになっちゃって、日本の政治が弱体化していってる気がする。もちろん、要因はこれだけじゃないけど。
前回と同じ事を書いてそうだけど、1つの会社、たとえ社員が数名の会社でも、いざ社長ともなれば、綺麗ごとばかり言ってても、社員に給料なんて払っていけないでしょう。
それがまして、1億数千万の日本国民を背負って立つ立場になったりしたら、尚更の事ですよ。
発言がバカでも、プライベートがハレンチでも、そんなの、どーでもいいです。
ただ、
ただ、
「仕事しろ」、「結果だせ」と。
これ、当たり前の話。
サラリーマンしてたら、こんなの普通の日常でしょう。
うん、まあ、なんか話がソレましたけど。
福島第一原発の事故が、何かしら、本当の意味での終息への方向性が築かれない限り、東北全体の復興も足踏み状態なんだろうな。
それには、「不幸な現実」を真正面から受け入れる必要が、必ずあるんだと思います。
何時もの様に、とりとめが無いので、ここで書くのをやめます。
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