以下、長文ですけど(^^;;
WIRE04—17日
メインフロア
18:00-19:20 -DJ TASAKA
19:20-19:50 -ANTHONY ROTHER(LIVE)
19:50-21:10 -MICHEL DE HEY
21:10-21:40 -DENKI GROOVE(LIVE)
21:40-23:00 -DERO
23:00-00:20 -KEN ISHII
00:20-00:50 -ZOMBIE NATION(LIVE)
00:50-02:10 -HELL
02:10-02:40 -DER DRITTE RAUM(LIVE)
02:40-04:00 -MARCO BAILEY
04:00-05:20 -WESTBAM
セカンドフロア
20:00-21:30 -SHIN NISHIMURA
21:30-23:00 -TOBI NEUMANN
23:00-23:30 -RYUKYUDISKO(LIVE)
23:30-01:00 -FRANK MULLER
01:00-01:30 -PAUL KALKBRENNER(LIVE)
01:30-03:00 -DJ FELIPE
03:00-04:30 -JOSH WINK
WIRE04—17日
メインフロア
18:00-19:20 -MONIKA KRUSE
19:20-19:50 -KAGAMI(LIVE)
19:50-21:10 -ELLEN ALLIEN
21:10-22:30 -TAKKYU ISHINO
22:30-23:45 -ORBITAL(LIVE)
23:45-01:05 -BAD BOY BILL
01:05-02:25 -LUKE SLATER
02:25-02:55 -ALTER EGO(LIVE)
02:55-04:15 -CHRIS LIEBING
04:15-05:35 -JEFF MILLS
セカンドフロア
20:00-21:30 -TOBIAS THOMAS
21:30-22:00 -THOMAS BRINKMANN(LIVE)
22:00-23:30 -ROK
23:30-00:00 -LEGOWELT(LIVE)
00:00-01:30 -FUMIYA TANAKA
01:30-03:00 -PASCAL F.E.O.S.
03:00-04:30 -TOBY
今年で5年目だったかな?、、、WIRE。日本国内では最大級のテクノというジャンルにスポットを当てた、屋内レイヴ。元々は横浜アリーナで開催がスタートした音楽祭ですが、キャパ的な問題を解決するために3年目からだったかな、さいたまスーパーアリーナに移っての開催が続いていたのですが、どうも今年からオールナイトでの使用が駄目になったらしく、再び横浜アリーナの開催となったようです。
で、キャパ的な問題解決のために、2日間の連続開催をしたという。
会場、メインフロアに入ると、フロアは大きく9カ所のブロックに分かれている。分かれているといっても、簡単に乗り越えられるぐらいの柵がしてあるだけ。これは、ある特定の場所に客が集中しないようにという配慮があるようです。どうしても、人気のあるDJの時などはDJブース前のブロックが混雑してしまいます。そんな時は、そのブロックの入場を一時的に制限したりしていました。このブロック分けには賛否両論あるようですが、横浜アリーナ上の消防法?とか、色々な問題もあるようですし、実際に有って無いようなものなので、ブロック分けを意識する事はありませんでした。
特別な制限が出ない限り、ブロック間の移動は自由ですし、どのブロックにいてもアーティストの姿や音は問題なく、観れるし聴けるしね。
会場中央には巨大バルーンがあり、それを囲むようにして100inchはあるだろうか、巨大スクリーンが4枚ある。VJからの映像がスクリーンとバルーンに映し出される。更にそれらを取り巻く感じで、数多くの照明機器が仕込まれており、またまたその外にはタコの足のように、飛び出したイントレに照明が仕込まれている。このイントレは上下左右に動き、複雑な動きとともに照明効果を高めていた。
レイヴには無くてはならない、レーザー光線も沢山、仕込まれていてとても綺麗だ。
メイン・フロアは舞台が2つあり、左右対称のようにDJブースとLIVEブースの舞台がある。音響面も、それぞれの舞台側で巨大なスピーカー群が仕込まれており、DJ&LIVE時の両方で会場の四方から大音響と重低音が体を包み込む。キャパ的問題もさることながら、この音響面はそれ以上の重要なポイント。
さて、初日はほぼメイン・フロアを中心に堪能しました。
初日で印象に残ったのは、、、ANTHONY ROTHERのライブ。エレクトロ節が炸裂していて、凄く気持ちが良かった。ああいう音のライブ、自分もやってみたい。KEN ISHIIのDJも自分的には、なかなか踊らされるものがあって良かった。ZOMBIE NATIONのライブ、ゾンビだから怪しい仮面を被ってるのですけど、途中からゾンビ・ダンサーズ?が入って来て、ビートに合わしてブレイク・ダンス。これが、すげーカッコイイのよ、最高だったよね。その後を引き継いだDJ HELLは、一発目にTHE KLFの曲(曲名を忘れた)のブラスバンド・ミックスかけて、これは私的に凄い嬉しかった、この曲が好きなのよ〜と。初日のトリだった今やWIREの顔とも言える、テクノ親分WESTBAM。途中から、やはりというか、なんというか、DJそっちのけでDJブースの前に出て来ては、勝手にブレイク・ダンス?踊ったり、なんかアレコレしてましたね(笑)
挙げ句にステージから転落(笑)、、、ジャンプして下に降りてるし、、、他のサイトからの情報では、その時に足を痛めたらしい。もう、酒をガバガバと飲みながらDJするから、ありゃ、酔っぱらいDJだわな(笑)
まぁ、なんにしても、WESTBAMは盛り上げるのが上手い。DJプレイもさることながら、DJプレイ以外のところでも(笑)
そして、2日目。
とにかくDJとしては、メイン・フロアのトップバッターだったモニカ姉さんのDJプレイが凄かった。彼女のプレイは初体験だったのですけど、凄く良いプレイをするという話は色々と聴いていたので、少し楽しみにしていたんですよ。そしたらもう、最初だというのに凄いテンションでDJプレイしてる。ものすごく踊ったねぇ、気がついたらKAGAMIのライブ直前。80分、みっちりモニカ姉さんに踊らされた。最後の方にボーンスリーピー回してたねぇ、サービスサービスって感じで、良かったなぁ。
で、KAGAMIですよ。彼、デビュー当時から知ってる。リアルタイムで「Y ep」買ってたしね(笑)、、、ヒデキの「ヤングマン」をサンプリングしてた曲で、なんだこりゃって感想だった(笑)、、、それが今では、ずんどこディスコ・ビート全快ですよ。彼の凄いのは、山しか作らないんですよね。徹底的にアゲる。谷が無い。これはもう、彼の個性以外の何ものでもないよね。東京ディスコで会場がグルグルでしたね(謎)
休憩したり石野卓球の音に耳を傾けたりしながら、いよいよWIRE04最大の時がやって来ました。
オービタル、ラスト・ライブ。
既に6月、ヨーロッパで最終ライブをこなしていたオービタルにとっては、正真正銘、これが世界でオービタルとしての最後のライブ。
もちろん、私はLIVEブースの前面に陣取っていました。後ろを振り返ると、、、人の壁しか見えません。凄い事になってます。
ステージが暗転する。ヌッと現れる小さいライトが4つ。そう、オービタルのライブでは御馴染み、彼等のヘッドライト。会場から大きな歓声が起こる。1st.から最新の「Blue Album」までヒット曲を連発。ただ踊らすだけじゃない、自宅でのリスニング・ミュージックとしての完成度もある、彼等のサウンド。壮大なシンセサイザーが奏でる世界観に酔いしれる。そうかと思えば、ギンギンなビートを繰り出し、会場を一気にスパークさせる。
私がオービタルの1st.アルバム「Orbital I」に出会ったのが、テクノを好きになる切っ掛けでした。
それまでにもシンセサイザーは好きだったので、そういう感じの音楽は聴いていましたが、テクノなんて意識してなかった。それがオービタルに出会ったおかげで、全てが変わった。
ただテクノを好きになったわけじゃない。自分でシンセサイザーを買って、曲を作ったりするようになった。考えてみれば、全てがオービタルがスタートだった。オービタルの活動期間そのものが、私のテクノ好きと同じ期間とも言えるような気がする。
もう、何が起こっていたのか、あまり記憶に残ってないぐらい、その瞬間その瞬間が最高のライブだった。ちょっと機材的トラブルがあった感はありましたが、一切のハードディスク・レコーダーを使わない、シーケンサーをメインにした生々しいライブは、私がオービタルに出会い、「本物の生演奏より、遥かにカッコイイ」と感じた、あの瞬間を再現していました。オービタルを語り出すと切りがないので、、、このへんで。
やっぱり、最高だよ、オービタル。
ありがとう、オービタル。
ありがとう、ハートノル兄弟。
セカンド・フロアに移って、なんか入場制限なってるのですけど、しばらくしてから中に入れる。田中フミヤのDJプレイ。この人のプレイには好き嫌いがハッキリ分かれるだろうね。とにかく硬派、ガシガシのミニマルDJ。私は凄く好き。黙々と踊るというかね、そんなひた向きさが好き。日本のテクノ系DJとしても、最高峰のプレイの持ち主だと思うし。
しっかし、セカンド・フロアは狭い。おまけにメインと同じようにフロア内でブロック分けしてる。あまり狭い空間でのブロック分けは、逆効果なような気がする。。。中に入るとさぁ、狭さと人の多さ、、、サウナ状態だしね(笑)
そんな中で田中フミヤのハードで緻密なプレイに淡々と踊る。引き続き、PASCAL F.E.O.S.のDJがスタート。彼のResistance Dというユニットが凄く大好きで、シングルとか持っているので楽しみにしていた。気持ち良く踊っていたのだけど、さすがにサウナ状態に耐えきれず、途中で脱出。再び、パスカルの終わりぐらいにセカンド・フロアに入って、そのままTOBY+KABUTOのDJ&LIVEプレイを聴いてから、メイン・フロアへ。
さて、いよいよWIRE04最後のオオトリ、宇宙人DJ・ジェフ・ミルズ。彼のDJテクニックは、本当に神業ですよね。あらゆるジャンルのDJで、もちろんテクノ代表No.1最強DJなのは、間違いない。トリッキーなDJ技を、あれよあれよと出してくるかと思えば、次々と曲がミックスされている。気が付けば、TR-909(リズムマシン)だけのリズムトラックだけで、観客を踊らしている。次にどんな音が飛び出して来るか、なかなか予想できない。そんな、まるでLIVEのようなDJプレイ。本当に凄いです。
アンコールも終わって、スクリーンには「SEE YOU NEXT YEAR WIRE05」と表示され、照明も明るくなり、会場から客が帰り始めた頃、再びDJブースに現れたジェフはレコードを1枚、大きく掲げる。「うへ、まさか、まだ回すんか」と思った瞬間、怒濤のごとく強烈なビートが、、、
予定終了の5時半を軽く通り越し、終わったのが朝7時。
いや、もう、お疲れさまの一言(笑)、、、足が棒のようです。
そういえば、4FフロアにあったRolandブースで、こういうイベント時の出展時に見かけるスタッフの方が、、、お名前が分からなかったので声を掛けるチャンスが無かったのですが、なんだか、その方もこちらを見て「あれ?」って顔をされていた(^^;;4Fでもプレイ・ブースがあって、KORGとかRoland主催のダンス系イベントで入賞した人なんかが参加してライブやっていた。ここでも、少し踊ってたなぁ、なかなかカッコ良かった。
そして、忘れてならないのが、食べ物。
インド料理も、サモサとか本格的なメニューあるし、トルコ料理とか。定番の焼きそばやうどんも、もちろんある。どれも、なかなか美味しい。RAINBOW2000の時もそうでしたが、うちの妻は「食べに行きたい」と言っている。なんか目的が違うぞって感じですが(笑)、これもレイヴ「祭り」ならではの楽しみだと思う。
WIRE、、、こういう“レイヴ”とか、こんな音楽祭、、、まぁ、「祭り」だよね。こういうのには、あまり普段のクラブ的な要素は持ち込んで欲しくないな、と思うんですよ。凄くクラブ的雰囲気を期待している人からは、色々と注文があるようですが、こういう「祭り」としてのレイヴとクラブ・パーティーって、根本的に楽しみ方が違うと思うんですよね。クラブも好きですけど、やはりRAINBOW2000を経験しているからか、こういうレイヴは大好き。やはり「祭り」は、雰囲気を楽しむものだと思う。で、その雰囲気の中で自分なりの楽しみを見付ける、、、みたいな、ね。受け身になってたら、全く楽しめないのが「祭り」。
今年の夏もWIREを皮切りに、北海道RISING SUN ROCK FESTIVAL、日本最大の野外音楽祭FUJI ROCK FESTIVAL、RAINBOW2000の流れを組む野外レイヴ・METAMORPHOSE等、沢山の音楽祭が続きます。楽しみですよね。
そんなわけで、全く、上手くまとまっていませんが、WIRE04の感想?でした。
P.S.
MUSIC ON! TVでWIRE04が10月に放送されるらしいです。CATVで加入されている方は、ぜひチェックしてみましょう。
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