livedoorがさ、彗星のごとく登場した時、渡辺オーナーがさ、
「野球のような文化のあるものに、金だけ持ってるからって、、、」云々と言っていたけどさ、、、
日本には国技として大相撲があるわけで、そんなのに比べたら「文化が、、、」と言うには、まだまだ歴史が浅すぎると思うわけです。
それに、どこぞの記事で読んだんだけど、「文化」ってパトロン精神じゃないですか。
歴史に名を残した音楽家であれ画家であれ、必ずパトロンがいた。だから、金や生活の事を気にせずに芸術活動に専念できたという、そういう背景ってあるじゃないですか。
livedoorが買収したいと言うのであれば、それは喜ぶべき事なんですよね。少なくとも、野球が「文化」だと思うのであれば、それが正当な方法ですよ。
「金だけ持ってる、、、」、、、良いじゃないですか。その金のために合併やら1リーグ制やらと話をしているわけだから、多いに「金」を惜しみなく出すパトロンな会社は、なにより歓迎すべきですよ。
それこそ、本当の文化ですよ。
で、何を言い出すかと思えば、「巨人がパ・リーグ移籍へ」。
なんか、もう、開いた口が塞がらない、、、
あまりにも、プロ野球界は巨人中心に廻り過ぎているような気がする。とくにビジネス、金の動きに関して。
「たかが、選手のぶんざいで」とか、そういう発言さ。
他の民間企業の経営者なら、少なくとも対外的なコメントで社員をこけにするような発言ってしないと思う。あの三菱ふそうでさえ、経営者が社員をこけにする発言なんて、してない。
パ・リーグ全体の経営が厳しいなら、選手会が言っている1つ1つの事柄を実行に移して、それでも採算に合わないなら、1リーグ制でも良いと思う。
やることやってから、次のステップに行こうよ、と言いたい。
なんかね、こういうのって日本企業の駄目さ加減の縮図が見えるよね。
バブル崩壊後、日本企業の多くに海外からの投資がおこなわれて、経営者側に海外から来た人間が就く事って多くなって来た。
そこで、よく「CEO」って肩書きを目にするようになったじゃない。
「最高経営責任者」ですか、日本語に訳すと。
CEOの考え方って凄く好きなんですよ。
最高経営責任者として、非常に高い地位や名誉と権限が与えられるけども、きっちりとした目標を目に見える形で立てて、それが実現できなければ、ばっさりとクビでしょ。
凄くハッキリしている。
逆に成功しても、あっさりと別の企業のCEOに就任(ほとんどがヘッドハンティングだろうけどね)して、また大きな目標に向かって、挑んでいく。過去の業績が華々しくても、今のCEOとしての業績が失敗すれば、それで全てが終わってしまう。
とてもスリリングな仕事だと思うけど、計り知れない魅力があるのだと思う。
そんなのに比べたら、経営に失敗した近鉄の社長やら、なぜか、そのままだったりする。他の日本の多くの企業でも、経営に失敗しても一般社員がリストラされるだけで、経営者側の責任は無い。
今のプロ野球界を見てると、失敗した経営者同士が、なんとか今の地位を維持したくて、巨人に泣きついているようにしか思えない。
経営者としての理念とかプライドとか、無いのだろうか。
きっと、経営理念を持ってる球団って、ほとんど無いんでしょうね。
こういうニュースを見るたびに、虚しくなる。
可愛そうなのは、選手ばかり。
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