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オリジナル盤である、シングル12インチの2枚組が出たのが1993年。日本国内盤で初CD化になったのが1994年。はぁ、もう10年が経つんだねぇ、、、時の流れの早いことといったら。。。(^^;;
元がシングル12インチでのリリースなので、これを1st.アルバムと言えるかどうか判断が難しいところですが、少なくとも日本国内で初CD化になり、1st.アルバムという扱いで登場しているので、ここでも「Garden on the Palm」をKen Ishiiの1st.アルバムという事で御紹介したいと思います。
何を今さら、、、というほど昔の作品ですが、久々に引っ張り出して来て、夜勤中の会社で聴いてる次第でして、過去に私のホームページで可成りのDisc Reviewをやったのですが、この「Garden on the Palm」は紹介してなかったなぁ、と。
このアルバムが発売された当時もそうだし、10年が経った現在で聴いてもそうだけど、このアルバム、凄い異質ですよね。この1st.アルバムが持つ質感というか音感というか、Ken Ishiiが決定的に世界的テクノ・アーティストとして認知される切っ掛けとなった、2nd.アルバム「Jelly Tones」以降から最新作までの作品と比べても、この1st.アルバムは全く異世界で作られたアルバムという雰囲気がする。
とてもエレクトリックで、電子音が複雑に絡むような楽曲。フロアで踊る曲ではないけども、凄くカッコイイんですよ。
まぁ、よく言う言い方かもしれないけど、凄く“難解”な作品とでもいうか、、、
個人的には、「Jelly Tones」や最新作より、この1st.の音が凄く好きなんですよね。FLARE名義のアンビエント・テクノな作品で、この1st.の流れをくむ感じの曲を聴けたりもしますが、もう基本的にこんな感じの作品は作ってませんよね。
惜しいなぁ、、、凄く異質でオリジナリティあるのに。
また、こういう世界観で作品をリリースして欲しい。
Ken Ishiiは今までLIVEやDJを何回か体験してまが、基本的にLIVEでは「Jelly Tones」以降の曲しかやりませんし(笑)、DJの方ではかなりハードにプレイします。1st.のような凄くロジカルな作品から、フロア映えする作品までこなす力量は、さすがジャパニーズ・テクノ・ゴッドです。
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