遅くなりましたけど「Minimal Fluid」終了

8月末の話ですが、nu-thingsさんでのライブ、「Minimal Fluid」が終わりました。

遊びに来て頂いたみなさま、ありがとうございました。
nu-thingsさん、出演者のみなさん、お疲れ様でした。

ムラカミさんが動画を撮って下さってました。
Facebookのページですが、一般公開にして下さっているので、特にアカウントが無くても観れると思います。
https://www.facebook.com/photo.php?v=382815988454949

さて、、、
さて。。。

今回は、

参りました(笑)
過去最大のトラブル発生で。

イベントの主旨がタイトルにもなっている「ミニマル」にスポットを当てている為、久しぶりにリズムマシンを取り入れようと思ってました。
リズムマシンの音をモジュラーに突っ込んで、凄く荒れた音にして出そう、と。

後は、何時ものセット、、、という感じで。
何時ものセットに、リズムマシンが増えた感じですね。

過去、2度ほどライブにリズムマシンを入れてやった事があるのですが、あまり良い結果が出てなかったのですね。なんかね。単調になっちゃう、というか。
リズム入れちゃうと、もう完全に、そのリズム隊に支配されてしまう。そこで自由度が制限されてしまう、、、みたいな、そんな窮屈感が凄くあって。

人を踊らせるタイプの音なら全然、それでOKな話なのですが、、、私のような半分、即興的に音を入れたり変化させたりするタイプにとっては、どうにも窮屈になるんですね。リズムが入り出したら、もう展開が作れなくなってしまうような。。。

というか、私の技量の無さでしかないのですが。。。

ただまあ、今回は「ミニマル」だし、ここは一つ、気持ち良くリズムに支配されよう、と。
そんな気分だったので、比較的に気分は楽なのでした。

そんなわけで、nu-thingsさんに到着してリハの為に仕込み開始、
が、しばらくしてMOOG mooger fooger MIDI MuRFの電源が落ちているのに気付く。

あれ?

ACアダプター抜き差ししても駄目、別の電源に差しても駄目・

ひ、、、もしかして、、、ACアダプターの断線か?

うわぁ。。。
私のライブセットで、REON driftbox s + MIDI MuRFの組み合わせは、モジュラーシンセと同等なぐらい重要なセットなのに、、、かなりテンションが下がる。
、、、といっても、MIDI MuRFエフェクターにしかすぎないので、無くてもライブは出来る。

気を取り直して、、、

しかし、次は、どうにもMFB SCHLAGZWERGが言うコトを利いてくれない。。。
問題のリズムマシンです。
コイツをマスターにして、モジュラーシンセを同期させるセットにしていました。

むう。。。
ちゃんと同期しない。。。

なんかね、最近のMFBの製品は知らないのですが、私の印象ではMFBのシンセって、アナログのCV/GATE同士の同期とかって、凄くクセがあるように思うんですよ。
CV/GATE付いてるけど、基本、MIDI使って下さい、みたいなスタンスというか、そんな雰囲気を感じてて。

似たような症状、実は過去にもライブで使った時に起こってて、、、でも、この時は電源をリハの時から入れっぱなしにしてたら、途中からちゃんと動くようになって。
しかし、今回は、しばらく時間を置いても、全く症状が治らない。

うーん。。。
自宅では、ここまで酷い状態にはならないし、直ぐ治るんだけど。

やっぱり、電源回りの環境で、かなり左右されるのかなぁ。

自宅より、同時に沢山と電源使うライブハウスの方が、不安定なのかな。。。

このまま時間ばかり過ぎていくのも凄く問題。
もう、諦めた。

SCHLAGZWERGも使わない!!

、、、が、しかし。
ここで一つの問題が。

SCHLAGZWERGからのGATEをクロックにして、モジュラーシンセを動かすセッティングにしていた。
その為、今回のモジュラーシンセのセットには、クロック代わりになるモジュールが無い事に気付く。。。

おう、、、

頭の中で、MIDI MuRFやSCHLAGZWERGを使わない状態のセットで、どんなライブが出来るのか、少し考える。。。

モジュラーシンセ内でクロックに使えるモジュールが無い。
なんとかして、今あるモジュールでクロックの代用出来ないか?

通常のクロックに使えるものが無い、、、どう考えてもない。

ドローン系で、音が出っぱなし状態で、ノイズ系のライブなら可能かもしれない。

いやまて、そこまでいってしまうと、今回のライブのコンセプトとは全く違うし、私自身も、それはやりたく無い。

時計を見る。
15時前、、、
オープンは17時半。

うし、まだ時間がある。

もうね、自宅までクロック代わりに使う、LFOモジュールを取りに行きましたよ。
はふー。

戻って、モジュール入れ替えて。
ええ、もちろん、モジュール入れ替えや飛び対策として、ドライバーやヒューズの換えは、いつも持参しております(笑)

そして、取り急ぎパッチングのやり直し。
driftbox sは、思いつきで元々はリズムマシンを突っ込む予定だったモジュールに結線。思いつきだったので、ライブ中、上手く使えなかったけど。。。

お店オープン前に、なんとかリハ間に合った。
どおーっと疲れが、、、

後で分かった事なのですが、どうもACアダプターを取り違えて使ってしまったみたい。
MIDI MuRFのACアダプターは問題無いんですよね。
で、SCHLAGZWERGのACアダプターが反応無し。。。ACアダプターの断線か、SCHLAGZWERGが壊れてしまったのか、、、でもSCHLAGZWERGは最後まで電源が入ってたしなぁ、、、やっぱ断線かな。

リハの入り時間が早いし、リハが済めば、FAT!FAT!FAT!までお茶しに行こう、、、なんて考えてたけど、全くそれどころでは無かった。
、、、というか、まだお昼御飯も食べてない。。。

腹減り過ぎなので、取り急ぎ吉野家。

ライブイベント自体は、出演者も多くバラエティに飛んだ感じで楽しかったです。

米村研吾さん(sleepland)のギターを使った、アンビエントでドローンなライブは印象的だったな。
ギターのドローンは、久しぶりに聴いた感じ。
西田彩さんのライブで初めて耳にして、凄く良くてね。
同じような事してる人、いるんだね。

imaくんは、twitterで以前からフォローされてたのは知っていたのですけど、「そろそろフォローして下さいよ」って言われた(笑)
特別、深い意味は無いんです、ホント。
twitter使うの、適当なもんで(笑)

imaくんは、完全にMax/MSPオンリーのライブ。
Max系だと、いつもRAKASUさんや有馬さんのライブを聴いてて、可成りの変化球なライブしか知らなかったので(爆)、Max/MSPを使った直球エレクトロニカは初めて聴いた感じ。
ノイズを絡めたエレクトロニカの中で差別化をするには、凄く良いと思う。
ただ、外から観ているとラップトップPC使ってるだけなので、それがMax/MSPなのかAbleton LiveなのかCubaseなのか、わかんない、、、というか一緒に観えてしまう。
その辺りが、ちょっと残念だなぁ、と。

「オレ、Max/MSPだぜ」、、って観えてもイイなと思うんだけどね(笑)

Death Flamingoのライブは、、、
エスパーでイケメンなライブだった(謎)
いやほんと、上手いね。ライブとして楽しませる雰囲気を持ってる。
今の時代、適当に機材とパソコン使えば、誰でもそれなりにカッコエエ音は出せちゃう。
プリセット並べ替えるだけでOKだし。
そんな中で、ちゃんと自分達の世界観とライブを持ってるのは、凄く印象に残るしね。

その他大勢のカッコイイ音、には決してならない。

∠yuLLiPPeさんは、、、
ゆりっぺ、、、って。。。
18歳ですよ、18歳。。。
和解、、、
いや違う、若い。。。

モジュラーおじさんと二回り以上じゃないか。。。

自分が18歳の時、何してた?
なーんもしてないね、のほほん、と。
流されるがままだった。
というか、今と同じだし(爆)

私が18歳っていうと、1988年か。
インターネットも無かった。
パソコン通信(草の根BBS)はあったけど、マニアだけの世界だったし、内輪の世界だから、広く情報が流れ知る世界では無かった、更にパソコン通信すると、自宅の電話が使えなくなる時代でもあった(笑)
携帯電話も無かった、自宅は黒電話だった。
便利な音楽ソフトウェアなんて無かった。
Windowsは存在していたが、日本では使われてなかった。
Windows日本語版が本格的に出たのは1990年に入ってからだしね。
そもそも、MS-DOS全盛時代だった。
Macも存在していたが、ベラボーに高かった。
Macも1990年以降、ClassicやLC、Performa以降だしね、日本で認知され始めたのは。
Mac持ってるだけで職に在り付ける時代だった(爆)
日本じゃ、NEC PC-9801シリーズが王者だった。
オレはアンチNECで、EPSON製PC-9801互換機だった。
いあ、この頃はまだ、総天然ショックのFM-77AVだった(爆)
4096色も出るんだぜっ!!
そう、主流は3.5インチだった。。。

、、、というか、自分で音楽やろうなんて考えもしなかった。

凄いなぁ。。。
今の時代、十代や二十代なんて、自分の頃より遥かに自由な世界に生きてると思うよ。

で、なんの話だっけ?(笑)

ということで、トラブったけど結果オーライ的にライブを終える事が出来た感じ。
driftbox sも、ほとんどシュワシュワさせてただけで、ほとんど使う場面が無かった。
ホント、モジュラーシンセからの「3音」のみで、30分のライブ。
なんというか、初心に戻る、みたいな(笑)


※Photo : mimimimimique

前半を急がないで上手く乗り越えたので、トラブってライブが白紙に戻ってしまったわりには、別の意味で良い手応えを感じる事が出来たかな、と。

でも、こういうトラブル、もう二度と御免ですけどね(笑)
自宅で普通に使えてても、ライブ現場の一発勝負で信用ならない機材は、もう所有する事も含めて考え直そう、なんて思ってる。

まぁ、そんな感じのライブでした。

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