2001年9月11日、アメリカ本土を襲った同時多発テロ。
それ以降、世界の秩序が崩れてしまった。
でさ、最近のニュースを観ていて、ちょっと疑問に思った事があって。
例えば、先日のロシアであった小学校立てこもり事件とかもそうなんだけど。
とりあえず、、、
「テロ」って言葉を使って、ニュースとか新聞で報道するじゃないですか。
そして、相手が「テロリスト」なら、こっちは合法的にテロリストを殺害しても良いよね、という流れになるじゃないですか。
なんか、それって、おかしくないかい?、、、って。
“テロ”行為は、もちろん許された合法的な手段じゃない。
でもね、「ムシャクシャしていたから」なんていう馬鹿げた理由で、通りすがりの人を襲う通り魔とは、全く異質なもんだと思うんですよ。
テロリズムの背景には、歴史・民族・宗教・政治とか、積み重なってるわけじゃないですか。そういう本来の問題を報道せずに、テロをやった連中だけが“悪”で、例えば政府が“善”みたいなね、そんな報道しかしない。
“善”なら他国に爆弾落としても正義だけど、“悪”なら駄目なんですか?、、、と。
数ヶ月前から、市バスのバス停に“テロ対策強化月間”みたいなチラシが張ってあるのね。なんか、凄く違和感を覚えるんですよ。
「とりあえず、テロって言葉、使っとくか」みたいな。
「テロ」という言葉を使って、国民に恐怖や不安を抱かして、“悪”を倒すための戦争を肯定させるという、それと同じ感じがしたんですよね。
それじゃぁ、具体的に、誰がどんなテロをやるんですか、と。
ただ、「テロ」って言葉を使いたいだけなんじゃないの、と。
実際、本物のテロリストって、そんな馬鹿じゃないと思いますよ。
「テロ」から国民を守るためという建て前と、その本当の真実は、いつも違うような気がする。
まぁ、どうにも、うさん臭い時代になってしまったもんです。
その中心には、いつも某国がいるのは、どうしてなんでしょうね。
ある意味、、、
旧ソビエトとの冷戦時代の方が、平和だったのかもしれない。。。
P.S.
果たして、ムーア監督の「華氏911」は日本国内でTV放送されるのだろうか。。。してほしいなぁ。。。
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