「病院坂の首縊りの家」といえば、名探偵・金田一耕助の“最後の事件”として有名ですよね。原作は上下の二巻からなる、金田一耕助シリーズの中でも最長編作品であり、とても複雑なストーリー。
劇場映画版では唯一、市川崑監督&石坂浩二のコンビで映像化されている。確かTVドラマでも一度、映像化されていたように思う。とても長編で難解なストーリーを、限られた時間で映像化するのは不可能で、けっこうアレンジされた脚本になっていたりしますよね。
ちょうどケーブルTV「日本映画専門チャンネル」で金田一耕助のシリーズを放送していて、10月30日には24時間ブッ通しで丸ごと金田一耕助で放送するそうです。
で、久々に「病院坂の首縊りの家」を観たんですよ。もちろん、市川崑監督&石坂浩二のコンビの金田一耕助。原作も読んでいるのですけど、約2時間20分という映画化された当時としても、けっこう長い時間の映画だと思うのですが、それでも原作の全てを映像化されてはいない。
でも、やはり良く出来ていますよ。特に最後のシーン、病院坂の上で背を向けてトボトボと歩く金田一耕助は、最高だと思います。
あぁ、10月30日の丸ごと金田一耕助には間に合わないなぁ、HDD搭載DVDレコーダー(笑)
硫黄島からの手紙
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