英雄-HERO-

レンタルCD屋に行った時に、せっかくHDD搭載DVDレコーダーも買ったのだからと、DVDを借りました。これといって観たい映画もないか、、、と思いつつ店内をウロウロしている時に、目に止まったのがチャン・イーモウ監督作品「英雄-HERO-」
これ、予告編を観た時に凄く映像が綺麗なのと、独特のスピード感が気持ちよくて気になったヤツだーと思い、借りてみる事に。


基本はあくまでもアクション映画なので、香港映画のようなスピード感とは違う、また独特な感じが観ていて気持ち良い。映像も美しくてスピード感との相乗効果が出ていて引き込まれる。
観ていると途中から、ある一つのテーマが全面に出て来る。
映画の中では、書(知)と剣(武)の極意は同じであるという考え方が出て来る。映画のタイトルに「英雄」とはあるが、ある固有のヒーローが出て来るわけじゃない。
うーん、あくまでアクション映画なので、深いところまでテーマ部分を描き切っているわけじゃないけど、すごーく深読みすると、名ばかりの資本主義社会や力で圧倒する超大国への批判が感じる。
主人公が言う、「個人の恨みのために、大儀が忘れ去られてしまう」という台詞や、書と剣の極意に、「最初は手に剣を持ち、次に心に剣を持ち、最後は手にも心にも剣を持たない」という文句、、、なんかさ、言いたい事が解る。
手にも心にも剣を持たない、これこそ監督が思い描く英雄の姿なんだろう。

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