今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。
1992年9月4日(金) / 雨 のち 晴れ
朝、、、
まあ、なんとか、雨は止んでるっぽい。
摩周湖、なんとかなるかな。
8時50分、摩周湖に向けてバスで出発。
朝が早いからか、乗ってるお客さんは4,5人だった。
途中、2kmぐらいの一直線?の道、なんとなく北海道らしい。
が、、、
摩周湖に近付くにつれて、曇って来て、また雨が降り出してきた。。。
そして。。。
これが、、、世に言う〝霧の〟摩周湖に、、、到着。
なんにも見えん。。。
まさに、霧、霧、霧。
通りすがりの人に写真をお願いする、、、本来ならバックに摩周湖の水面も写るはずなのですが、霧で真っ白。
あ〜、残念。
時折、風で霧が薄くなって、うっすら湖面が見えたりもするのですが、全貌は全くわからない。
仕方ないので予定を早めて、9時35分のバスで駅に戻る。
摩周駅に着いて、とりあえず郵便局へ。
帰りに傘を忘れて、また郵便局に戻ったり、、、
駅の売店でパンとチョコレートを買ったりして、時間を潰す。
待っていると団体客用の?貸切列車が到着して、駅員さんが改札口に〝団体〟と書きたかったのでしょうけども〝団休〟となっていた(笑)
そんなこんなで11時40分、釧路に向けて出発。
ワンマンカーで乗客も多くて座れそうにないので、一番前に陣取って景色でも見ようかと。
運転手が新人さんらしく?、上司らしい方も二人ほど付き添いで運転席に。
「風景を見て覚えて」
警報機の無い踏切では、手前で汽笛を鳴らすことを忘れたみたいで、注意されたり。
頑張れ(笑)
丹頂鶴がいたり、全く人工物を目にしないような、それでいて広大な中を走ってる感じは、いかにも北海道。
天気も回復して来て、晴れてきた!!
そして、小一時間ほどで釧路湿原駅に到着。
ここで途中下車だ。
ここから少し、映画の1シーンにでも出て来そうな1本道を少し歩いて行くと、細岡展望台に到着。
いやぁ、、、凄い。
釧路湿原の真っ只中。
釧路湿原が一望出来る。
まさに、広大!!
天気も晴れて最高!!
遠くに蛇行する釧路川も見える。
展望台で、一際に巨大な望遠レンズで撮影しているおじさんがいて、望遠レンズだけで長さが4,50cmはあって、レンズだけを支える足を付けてるぐらいで、そのカメラを覗かせてもらった。
すると、釧路川をカヌーで下っている人が、はっきりと見える。
肉眼では、何処にいるのかわからない。
凄い。
この雄大さ、パノラマ感は礼文島以来という感じで、大感動。
こんな展望台で昼寝したい(笑)
駅に戻って、レールの上から駅舎とか写真を撮っていたら、その直ぐ後に貨物列車が通過、危ない危ない。
その後、釧路駅に15時過ぎに到着。
うーん、1泊するか2泊するか。
2泊するなら出費を抑える為に、ビジネスホテルにしたいところ。
が、4,5件ほど連絡をとるも全滅。
うーん、、、仕方ないので改めて案内所で宿を紹介してもらった。まあ、旅館になってしまったけど、2泊で。
まだ時間はあるしと思って調べたら、バスで釧路市湿原展望台に行けるみたいなので、早速出発。
陽が傾きかけて良い感じだったんですけど、こちらは釧路湿原の端っこになるようなので、さすがに展望は細岡展望台には敵わない感じかな。
夕刻、旅館にチェックインしての夕食時、東京から車でフェリー経由から来たという、22歳の小池さんという方と知り合う。
色々と話をして、礼文島の話をしたら、「行きたい、行こうかな」って。
小池さんは、明日に根室から納沙布岬(ノサップ岬)に向かうという事で、私も列車で行く予定をしていたので、「だったら一緒に車で行きますか?」という話になって、なんと明日は車での移動という事に決まった。
明日が楽しみ。
移動距離 : 約129km
摩周駅 〜摩周湖 〜 摩周駅 〜 釧路湿原駅 〜 細岡展望台(釧路湿原) 〜 釧路駅 〜 釧路市湿原展望台
注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。
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