今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。
1992年9月5日(土) / 雨 のち 曇り
あれ、、、なんか雨が降ってるし。。。
でも今日は、旅館で知り合った小池さんの車に便乗して、根室まで移動だ。
小池さんの車、屋根には自転車が積まれていた。
出発して、まずは霧多布湿原を目指す。
そして到着したのが琵琶瀬展望台。ここからの霧多布湿原の眺めも、釧路湿原の雄大さとは違った雰囲気の雄大さがあって、なかなかの景観。
天気さえ良ければなあ。。。
そのまま海の方へ走って、霧多布岬まで行きました。
途中、湯沸岬灯台がありました。
霧多布を出て、浜中あたりを走っていた時、ふと小池さんとの会話で、、、
「そういえばムツゴロウ王国って、この辺りでしたっけ」、と。
ちょっと探してみよう、っていう感じになって、走っていると標識があった。
この道に入るのか、と。
途中から舗装道路じゃなくなって、ずんずん進むと何やら柵の中に色々な建物がある場所に出て来た。
車から降りて少し歩くと、、、
あった。
掲示板があって、『ムツゴロウ王国』と書いてある。
その掲示板には、動物達の写真や近況報告みたいな事が書いてありました。
そして、柵の向こうには、、、何処かで見たような犬がいました。
もちろん、中に入る事は出来ませんでしたが。
北海道浜中町にあった『ムツゴロウ王国』は、現在は存在していません。
列車で移動していれば、絶対に来れない場所だったので、小池さんに感謝!!
そして根室駅を通り過ぎて、いよいよ一般の人が常時、普通に訪れる事が出来る日本領土内で最東の地、納沙布岬に到着。
最北端の宗谷岬に続いて、最東端にもやって来ました。
駐車場に車を置いて納沙布岬へ歩いていると、、、
『北方領土を返せ!!』と、強いメッセージが書かれたポスターや垂れ幕が幾つも目に入りました。
ニュース等で、そういう話は目に耳にはしていますし、個人的にも日本にとって良い方向に進展して欲しい想いはありますが、その想像を超えた強いメッセージに少し驚きました。
やっぱり、大阪に住んでいるのと、現地の人達では、あきらかに温度差があるんだなぁ、と感じた。
現地に暮らす人達にとっては、死活問題ですからね。。。
納沙布岬に立つと、、、天気が悪い事もあって、とにかく寒い。
まだ9月なんですけど、とてもそんな感じじゃない。
海の先には、薄っすら国後島も見えた。あそこは、もうロシアなんだよなぁ、と。
納沙布岬から少し戻った所に鈴木食堂というお店があったので入る。
小池さんと共にラーメンを注文したのですが、、、カニが丸ごと1匹入ってる(笑)
店員さんによると、「先に麺を食べて下さい」との事だった。カニを食べ出すと、麺がノビてしまうから、らしい(爆)
それから根室駅に戻って〝かに祭り〟とやらを開催してたので、ちょっと散策。
縁日みたいな感じだった。
その後、根室駅で小池さんと握手、別れました。
私は根室駅から列車で釧路駅まで戻りました。
ほとんど寝ていたなぁ。。。
移動距離 : 約336km
釧路駅 〜 琵琶瀬展望台(霧多布湿原) 〜 湯沸岬灯台 〜 霧多布岬 〜 ムツゴロウ王国 〜 納沙布岬 〜 根室駅 〜 釧路駅
Google Map上で〝後静〟となっている辺りが、かつて『ムツゴロウ王国』があった場所になります。
注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。
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