ドイツのシンセサイザー・メーカーは、やはりテクノ発祥の地だけあって、なんかもう個性の塊のようなシンセサイザーを作るメーカーが多い。
私が所有するモジュラーシンセサイザーを作るDoepfer社しかり、デジタル・シンセサイザーで確固たる地位を築いて来たWaldorf Electronics社(ここが出したシンセサイザーで、THE WAVEの実機を初めて見た時には、度胆を抜いた)しかり、、、あれ、Waldorfって今も健在だっけ?、、、どれもベンチャーな企業ばかりだからなぁ。
で、Access Music社のVIRUSっていうシンセサイザー・シリーズの最新モデルが出てるみたいです。このAccess Musicっつうドイツのシンセサイザー・メーカーは初代シンセサイザーから一貫して、“VIRUS”という機種しか製造していない。バリエーションはあるものの、基本仕様は同じ。ある意味で凄いというか、“VIRUS”というシンセサイザーで1997年から頑張っている。
実際、これ、凄く良い音がするですよ。めちゃくちゃキツイ音がするというか、言わばソロに合うような凄く我がままな音がする。それが“VIRUS”という個性になってる。デザインも凄くカッコイイよね。
凄く魅力的なシンセサイザーです。でも、値段が高いんだよなぁ、30万は超えるんだっけ。大阪では心斎橋パルコの石橋楽器に置いていたと思う。石橋楽器は比較的、海外のシンセサイザーも販売しているから、こういう個性的なシンセサイザーを触る事が出来ます。特に大阪では、シンセサイザーの専門店って無いですからねぇ。。。
そういえば、同じくドイツのHartmann GmbHの“NEURON”っていうシンセサイザーも、2003年のシンセ・フェスタで初めて触って、凄かったね。ほとんど今までのシンセサイザーの概念を崩した仕様だから、もう、何処を触ったらどう音が変化するのかさえ、皆目見当がつかない上に、70万という絶対に日本のメーカーでは作らないし発売もしない、えげつない高価なものでした。持ってる人、いるのかなぁ。
こんなシンセサイザー、日本のメーカーも作ってくれー
P.S.
今、Hartmannのサイトを観ていたら、、、NEURONシンセサイザーって2004年アテネ・オリンピックの開会式で使用されたみたいですね。
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