これまた久々の更新。。。(笑)
『電音ハッカーズ vol.7.5』で、モジュラーシンセのワークショップ的漫談をしたのですが、なにぶん喋るのも上手くないので、かなり撃沈してしまい、これはもうワークショップみたいな事をするべきじゃないなぁ、と痛感した次第なのであります。
ですが、とりあえずブログの方には箇条書きになりますが、当日の内容を補完しつつ徒然なるままに書き残しておこうと思います。
本来なら画像や動画・音声、参考リンク等々も載せるべきところだと思うのですが、その準備を考えると一向に前へ進まないので、とりあえずテキストだけになってしまいますが、まぁ、お時間ありましたら読んでみて下さいませ。という感じです。
ちなみに、そんなモジュラーシンセについて参考になる内容かどうかは疑問ですが(笑)
気になったところがあれば、直接、質問して頂ければ何かしらお答えは出来ると思います。
6.パッチングの考え方
ここまで進むと、さすがにアナタは〝ラーメン〟したいのか、〝カレー〟したいのか。
そのラーメンとカレーに、福沢さんが何人必要なのか、なんとなく『分かった』フリは出来るようになってきたと思います。
いや、分かんなくても重要なのは〝フリ〟、です。
モジュラーシンセは〝フリ〟が命です。
さて、モジュラーシンセの動画やライブを実際に観たりして、「あのケーブルが沢山ある〝焼きそば〟は、何処で売ってるんだろう」と思った事があると思います。
「焼きそば?」
いや、思った〝フリ〟をして下さい。
そうです、ラーメンとカレーに続く、第三の刺客、〝焼きそば〟の登場です。
ラーメンとカレーを完食した今こそ、最後に待ち受ける〝焼きそば〟を大盛りで完食してしまいましょう。
モジュラーシンセの動画やライブを観ると、既に沢山のケーブルが、まるで〝焼きそば〟の如く絡み合い、何処ぞの線を切ったら、黒ひげ危機一発感が漂う気分になると思います。
「一体、何が、どうなってんだYO!!」
そういう気持ちになると思います。
でも、ご安心あれ。
ちょっと、こちらを復讐、、、
ちがう。。。
復習してみましょう。
そうなんです。
こんなモン、例え昭和一桁生まれの銭形警部だったとしても、一目見て理解出来る人なんていません。
なので、「一体、何が、どうなってんだYO!!」っていう感覚は、至極当然なのです。
これは、使ってるモジュールを購入し、自分でケースにセッティングし、そして自らパッチングした者にしか理解出来ない世界なのです。
とは言っても、「一体、何が、どうなってんだYO!!」では話が終わってしまいますので、この〝焼きそば〟をどうにかして完食する手段を考えましょう。
まずはケーブル1本から始めてみましょう。
モジュラーシンセには、確かに沢山のケーブルがひしめき合い、「1本ぐらい抜いてもバレないよな?」って、良からぬ事をフツフツと考えてしまうぐらい、、、沢山のケーブルがモジュール同士を繋いでいます。
これが『パッチング』です。
モジュール同士を繋ぐケーブルを、俗に〝パッチケーブル〟と呼ぶ事にします。
モジュールとモジュールをパッチケーブルで繋ぐ、、、パッチングする事で、このパッチケーブルで繋がったモジュール同士に関係性が生まれます。
例えば、こんなイメージです。
背を向けている人に後ろから、ソッと近付いて、、、
「膝カックン攻撃!!」
「こちょこちょ攻撃!!」
「頭をハリセン1発攻撃!!」
攻撃する方と、される方。
この野郎と、やり返す方と、鉄壁の防御する方。
パッチングとは、矛と盾のような関係性を創り出すのです。
(知らんけど)
さて。
モジュールとモジュールをパッチケーブルで繋ぐ、と考えると。
最低、1本のパッチケーブルは必要です。
まあ、100本あっても1,000本あっても良いのですが、とりあえずここは我慢して1本だけ用意します。
では。
その1本で何が出来るでしょうか。
例えば、これはどうでしょう。
早速、ここで復習、その2、です。
パッチケーブルでモジュールを繋ぐ時、それが『親』なのか『子』なのか、即ち、そのモジュールは単体で何かしら〝動く〟モジュールなのか、誰かしらか命令されないと〝動かない〟モジュールなのか。
言葉で説明すると難しいですが、ちょっとイメージしながらパッチングしていきましょう。
<図1>では、〝LFO〟モジュールと〝Envelope Generator〟(以下、EQと略)モジュールを、1本のパッチケーブルでパッチングしています。
とりあえず、「LFOって、なんやねん」、「EGって食べれるんか?」って感じで良いです。モジュールの機能とか、今は重要ではありません。
もちろん、アウトからアウトへ繋いでも、インからインへ繋いでも問題はありません。
運が良かったら、何か起こるかもしれません。
でも、とりあえずは〝アウトからイン〟が基本です。
<図1>は、LFOモジュールのアウトから、EGのインへパッチングしています。と同時に、LFOモジュールは単体で動作してくれるモジュールでもあります。逆にEGは単体では動いてくれず、誰かから「動け」と命令されないと動いてくれないモジュールです。
即ち、LFOモジュールが『親』で、EGモジュールが『子』という関係のパッチングになっているというわけです。
これで、EGが動いてくれる、というわけです。
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