<図4>は、中間管理職として頑張っている〝EG〟モジュールに、力強い助っ人を追加したいと思います。
最初の親分である〝LFO〟モジュールから、新たに追加した〝Sequencer〟(以下、SQと略)モジュールへ繋ぎます。
〝SQ〟モジュールも、単体では動いてくれないモジュールです。
更に、今まで中間管理職として頑張ってくれた〝EG〟モジュールは配置転換して、ちょっと楽な仕事に就いてもらいます。
〝LFO〟モジュールから〝EG〟モジュールのパッチングを外して、その変わり〝SQ〟モジュールから〝EG〟モジュールへと繋ぎます。
これで中間管理職が〝EG〟モジュールから〝SQ〟モジュールへと交代になりました。
実は、この〝SQ〟モジュールは、かなり仕事の出来る中間管理職として頑張る事になって、親分は最初の〝LFO〟モジュールではあるのですが、実質的な権力は〝SQ〟モジュールが持つようになって、内部抗争へと繋がる危うい人事となってしまいました。
<図5>は、〝SQ〟モジュールの登場により、内部抗争が勃発したパッチングです。
さて、ここでちょいと整理してみましょう。
親分は最初の〝LFO〟モジュールです。これは単体で動いてくれるモジュールです。
その親分LFOから命令されて動いているのが〝SQ〟モジュールです。こちらは単体では動けないモジュールです。
そのSQは、2つの〝EG〟モジュールに命令を出しています。こちらも単体では動けないモジュールです。
更に2つのEG、EG(A)からは〝VCF〟モジュールに命令をしています。このVCFは単体でも動いてくれるモジュールです。
そして、EG(B)は〝VCA〟モジュールに命令をしています。こちらは単体では動いてくれないモジュールです。
こんなパッチングになっています。
なので、親分のLFOを動かせば、以下全てのモジュールに何らかの影響が出てしまいます。
次に、SQを動かせば、それ以下の全てのモジュールに影響が出ます。
更にその下のEG(A)を動かせば、VCFだけ影響が出ます。
EG(B)を動かせば、VCAだけ影響が出ます。
そして、VCFは単体でも動くので、自分自身で影響も作り出せます。
また命令を受けていれば、単体では動かないモジュール達も、自分自身で影響も作り出せます。
(命令を受けてなければ、自分自身では動けないので、何も出来ないんですね)
こんなイメージだと思って下さい。
そして、肝心な事を忘れていました。
実は、ここまでパッチングを進めて来ましたが、このパッチングでは全く音が出ないのです。
「おいっ」、って感じですが、ウンともスンともいいません。
ダメじゃん、って話なので、最後に音が出るパッチングに仕上げたいと思います。
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