さてさて、今回から本格的にパッチングを進めて行きましょう。
と、、、早速なのですが、色々と考えて面倒くさがりの私が、文字で事細かく説明をしながらのパッチングであったり、動画にテロップを入れたり別撮りを〝ピクチャ・イン・ピクチャ〟するなどの動画編集とかを想像すると、まず次の記事は1年経ってもアップ出来そうなイメージも無かったので(笑)、細かい説明は動画編集も含めて全て、省くことにしました。
せめて使用モジュールぐらいリストアップしようと考えたのですが、そもそもVCV Rackに使用しているモジュールをテキスト等に書き出す機能もなく、これからモジュールがどんどん追加・変更されていく事を考えると、、、と思うと、これも限界があるので、リストアップするのも止めました。
以下、簡単な説明に留めております。
また使用しているモジュール等は、画像や動画を参考にしたり、実際にファイルをVCV Rackで開いて確認をして下さい。
VCV Rack自体の説明は、既に色々なサイトで情報がアップされていますので、そちらにお任せします(笑)
これから進めて行くパッチングは、『私が、実際にライブ等を想定してイメージするなら、どういうモジュールを選択し、どのようなパッチングをするか』という思考実験を再現するイメージになっています。
毎回、前回のパッチングにモジュールを追加、または前回からのモジュール変更。
パッチングの追加や変更。
という感じで進めて行く予定です。
実際には、色々なモジュールを試しては外したり、パッチングを足したり減らしたり、という事を繰り返しているわけですが、その辺りはカットして、ある程度のイメージがまとまって、使用モジュールが確定した時点から動画を撮っています。
色々と選択を試したり迷ったりしている部分の動画を撮っても、たぶん、やってる本人以外は非常にツマラナイ動画となってしまうでしょう(笑)
ご自身のVCV Rackに、私が使用しているモジュールを登録した上で、ファイルを読み込ませれば再現されると思います。その上で、パッチングを変更したりモジュールを入れ替えたり等、アレコレ試して頂ければと思います。
今回の使用モジュール。
パッチング風景。
最終出力モジュール『AUDIO-8』が2基使用されていますが、これは私の環境(PC内部の動画撮影用アウトと、外部モニター用アウト)で必要な為で、通常は外部モニター用に設定した1基のみで大丈夫です。
また、動画内でプチプチノイズが入りますが、どうもCPUパワーが悲鳴を上げている場面があるようです。先が思いやられますが、気にせず進めて行きます。
【 解説 】
パッチング全体としては、CVシーケンサーとGateシーケンサーを使って、1つのオシレーターからの音を動かして、シーケンスパターンを作っている、というシンプルなものです。
完成された音を聴くと、四つ打ちキックとシーケンスのフレーズが同時に鳴っているように聴こえると思います。
イメージとして、1つのオシレーターで同時に違う音を出す、という事をやっています。少ないモジュールを上手く使いこなす方法の一つです。
もう一つ、地味にですが重要なのがVCA、アンプモジュール。
CVが無くても、入力した音をGainでコントロール出来るタイプを選択しました。その為、ドローンのような持続音と、CV(ここでは、ADSRエンべローブですね)を引っ掛けた音、その中間の音と、シームレスな変化が可能で、色々な音の聴かせ方が、このモジュール一つで可能になります。
これも少ないモジュールでやりくりするのに便利な方法です。
後はフィルターで、音の印象を変えれるようにしています。
Gateシーケンサーを見ると、2トラック使用しています。
1トラック目が、音を出すタイミングに使用。2トラック目が、キックの出るタイミングで使用。
1つ腑に落ちない点は、下段中央にある3ch『mixer』モジュール。ADSRエンべローブとCVシーケンサーの出力をミックスしているわけですが、どちらもボリュームをゼロに絞っても、漏れているんですよね。これはバグなのかな、、、
次回以降で違うミキサーモジュールに変更するかもしれません。VCAモジュールも同じ機能で変更を考えたいのですが、、、
2021.6.22追記
1つのオシレーター(VCO)で2つの音(フレーズ)と、アンプ(VCA)でドローン系とエンベローブの掛かった音、という事を、こちらの記事でアップしている動画(Live)で実際にやっています。
ただ、今回のVCV Rackで使用したモジュールより厳しい条件下という縛りでやったので、更にアレコレ省エネ的なパッチングをしているのですが(笑)
では、次回へ続く。。。
VCV Rack関連の記事は以下にまとめています。
以下の記事はモジュラーシンセ全般の記事から、幾つかピックアップしています。
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