ネット依存

たまたまTVをつけていたチャンネルで、インターネット依存に関する番組をしていました。
インターネットを使ったチャットやオンラインゲームにのめり込み、それが今後は社会問題になってくる可能性を描いていましたけども、さて、それでは自分はどうなのかな、と。
小学校4年生の頃からパソコン使ってますから、その頃なんて「パソコン」なんて言葉も無く「マイコン」なんて言っていた時代ですから、フロッピーディスクなんて無くて市販のカセットテープに保存していた時代ですから、インターネットが一般に解放される以前の、草の根BBSやらという時代からネットワーク越しに情報共有していましたから。
まぁ、自分もインターネット依存でしょうね、少なからず。
ただ、この番組で一番の問題にしていたのが、仮想と現実の境界線。それはねぇ、もし無いなら依存の次への進行で精神的な病気だと思いますよ。


「現実の人との会話はメンドクサイ、ネットでは嫌なら電源切ればいい」という意味合いの事を言う人物が登場していましたけど、それはその通りで、インターネット上では案外みんな親切っぽく見えるのは、これが原因だと思うんですよ。
メンドクサクないから、気軽なんですね。それが現実の人と会話するより、とても親切に思えてしまう。ただ、自分がメンドクサクないと思っているという事は、相手も同じように「メンドクサクない」と考えているわけで、もし現実世界でトラブルが生じた時、普段からチャットやオンラインゲームで“会って”いる親切で楽しい人々が助けてくれるのかというと、それはあまり期待できない部分がある。
もともと、現実の人とのコミュニケーションが「メンドクサイ」から、仮想世界での仮想コミュニケーションを楽しんでいるわけだから、そこを現実世界で首を突っ込む人が、どれだけいるのかな、と。
結局、そこが正しく仮想なんだよねぇ。ネット上での自分の分身であるキャラクターが強くなって金持ちになって、、、それで現実の自分も強くなって金持ちになれれば良いのだけど、残念ながらそうはならない。
オンラインゲームでリーダーっぽい立ち振る舞いをしている人が、会社では何も会話が出来ない存在感を出せない、そういう人は案外、身の回りで沢山いるのかもしれない。
あとさ、パソコンって道具だという事を忘れている人が多い。電源をいれたら、何でも“提供”してくれるものだと勘違いしている。TV感覚なんだよね。
パソコンって、自分で頭使って、想像して、組み立てて、色々なものを作り出していく道具。絵を描いたり、音楽作ったり、映像を編集したりね。ホームページの観覧やメールにしてもそうだと思うんですよ。
私は上に書いたとおり、かれこれ20年以上ずっとパソコンは使い続けて来てますけど、凄く「道具」なんですよね、自分の中で。オンラインゲームもやりましたし、チャットなんて草の根時代にまでさかのぼる頃からやっていた。でも、道具だから、そればかりにのめり込む事も無かった。もっと、面白い事が出来るわけじゃないですか、自分で調べて勉強して使っていけばね。
それが出来ない人が、本当の「依存症」になっていくんだろうな、と。パソコンを使ってるんじゃなくて、パソコンに使われている人になっていく感じなんだろうな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました