今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。
1993年10月11日(月) / 晴れ
今日で九州ともお別れ。
次は四国だ。
別府の港からフェリーで四国へ渡る。
以前、別府の港から大阪までフェリーで帰った事もあったな。
別府駅からバスで別府観光港へ向かうので、ちょっと早めにホテルを出る。
バス乗り場に行って確認すると、観光港行きのバスが奥に止まっていたので、これを待てば良いのかなと思っていたら、バス乗り場の係員が、「港へ行くなら、このバスだよ」と、目の前に止まっていたバスを教えてくれた。
船会社毎にフェリーターミナルが違うので、何処で降りれば良いのかな、、、
確認してなかった。
以前に来た時は、関西汽船だったので確か第三埠頭のバス停で、今回は宇和島運輸のフェリー。
窓から外を見ながら、何処だ何処だと見ていたら、、、あ、、、
通り過ぎてしまった。。。
急いで次のバス停で降りて、歩いて戻る。
宇和島運輸のフェリーターミナルに着いて、とりあえずクーポンを乗船券に変更。
周遊券に組み込んでいたので、既に乗船代等は支払い済み。
9時45分、出航。
毎度の二等船室。
広い、ごろ寝船室ですね。
地図では近く見えるけど、四国まで3時間ほどの船旅。
早速、ごろ寝して寝る人。
売店でお弁当買って来て食べてる人。
追い掛けっこ始める子供達。
私も壁にもたれ掛かってウトウト。。。
気が付くと八幡浜港到着1時間前。
進行方向左側には、四国の佐田岬が見えてる。
ちょっと船内を散歩するか。
相変わらず子供達は元気で、外は海上なので風が強くて、外から船室へ入ろうとしている女の子が、ドアを開けて入ろうとした瞬間、風でドアが閉まってしまい、何度も挑戦するも苦戦しているようだったので、ドアを開けてあげた。
そして、八幡浜港に到着。
四国、愛媛県に入った。
さて、ここから八幡浜駅には、バスかな。
フェリーターミナルを出て、バス停発見。
んー、宇和島行きに乗れば、八幡浜駅に行くのかな。
バスで宇和島まで行ってもいいのだけど。
20分ほど待ち時間。
バスを待っていると、ご夫婦らしき二人が松山へ行くのに、バスだと、あと2時間も待たなくちゃいけない、と話をしてて、結局、松山行きのバスを待たずに、私と一緒に宇和島行きのバスに乗る事に。
バスに乗って15分ほどで八幡浜駅に到着。
タイミングよく電車が来る感じだったけど、急がなくても良いかな、と1本見逃す。
お腹すいて、売店でパンとジュース買っていたら、出発時間より20分も早く電車がホームに入って来たので、改札口へ。
改札で駅員さんに、下車印押して下さいってお願いしたら、「今から乗られるんでしょう? 降りる駅で押してもらって下さい」と。
そりゃそうなんだけど、こういうのってスタンプラリーと一緒で、切符に記念で押してもらう目的もあるんだけど、、、融通効かない駅員さんだなあ。。。
とりあえず電車に乗ってからパンを食べていたら、出発までに食べ終えてしまった。
宇和島駅に向けて出発。
長閑な感じで電車が走る。太陽が眩しい。
川沿いを走りながら1時間ほど、宇和島駅に到着。
取り急ぎ、調べていたホテルに電話したら、部屋空いてるとの事でOK。
さて、まだホテルのチェックインまで時間があるので、散策でもするかな。
ロッカーに荷物入れて、観光案内所で地図を貰ってから出発。
しばらく大通りを歩いてたら、なにやら大きなアーケードの商店街があったので、今度は商店街をブラブラ。
地図だと、もう少しで宇和島城に着くはず。
商店街から外れて、また少し歩くと住宅街というか、そんな雰囲気の中から、突然のように宇和島城の門が見えた。最初、この立派な門も、誰かの家なのかと思った。
中に入ると、石の階段が続いて、なかなかしんどい。
ちょっとした登山してる気分。
しばらく登ると公園のような場所に出た。
ここから少し奥に城山郷土館がある。
またしばらく登ると、天守閣が見えて来た。
天守閣は3階建てみたい。
入場料が200円。
中に入ると、日本各地のお城の写真や、昔に使われていた木材や瓦の展示があって、直接触れた。
天守閣からは、宇和島の街並みや新内港が見渡せて、とても気分がいい。
帰りは、反対側へ。
歩きやすい?新しい遊歩道とは別に、ゴツゴツした石の階段が続く旧道もあって、せっかくだからと旧道を降りて行く。
なかなか歩きにくい。。。
最後の門を出たところに銅像が建っていた。
誰だろう、この人は。
児島惟謙、という人物の銅像のようです。
帰りも商店街を通って駅へ。
駅構内を少しウロウロしてから、ホテルに入った。
移動距離 : 約154km
別府駅 〜 別府観光港 〜 八幡浜港 〜 八幡浜駅 〜 宇和島駅 〜 宇和島城
注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。
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