子供の頃は

そういえば、ちょっと前にタレントの“あびる優”が某番組内で、過去に万引き(話の内容が、そのまま事実だとすると万引きという可愛いレベルではないけど)をやっていたという事を公然と喋っていた問題で、本人はもちろんタレント活動を自粛し、警察からの取り調べもあったらしい。
番組内での発言では、「つい最近」の事のように喋っていたらしいですけど、警察での取り調べでは「小学生の頃」の話だと語っているそうですね。
最近、色々と未成年者による不可解な事件があるじゃないですか、で、このニュースを観てて感じたんですけど。。。


この万引きが実際に小学生の頃だとしても、、、ほら、子供って残酷じゃないですか、凄く。
私が小学生の頃、まわりの連中の中にはカエルの口の中に爆竹突っ込んで破裂させるやつもいたし、私なんか公園にあった蟻の巣に「水攻めだ〜」とかいって、沢山の蟻を溺れさせていた。。。平気で虫をふんずけたりね。そういう意味では、凄く残酷だと思うんですよ、子供の精神って。
ただ、そういう経験の中から、色々な感情が生まれてきて、結果としてそういう残酷な事はある時点からやらなくなる。
私が中学生の頃、親の小銭をせっせと盗んでいた事があった。しばらくして親に発覚して、凄く怒られたんだけど、その後に凄く罪悪感が重くなって変なトラウマ的な感情になっていた。でも、ここ最近、いわゆる大人と呼ばれる世代になってから、案外子供の頃に親の財布に手を出した事のある人がまわりにいて、「あぁ、みんな経験あるんだ」と思って、気が楽になったことがあった。
でね、このあびる優の話にしても、一番怖いなぁーと感じたのが、、、
子供の頃に万引きってね、もちろん子供であろうが許される事ではないけど、子供が持つ残酷さから考えれば、そういう事をしてしまうパターンって多いと思うんですよ。肯定はしませんけど、ありえる話だと。
しかし問題なのは、18歳(でしたっけ?)にもなった人間が、過去の自分の行いの中で、「万引き」を今だに肯定しちゃってる事、これが怖いなぁ、と。
今、大阪府内の小学校では、各学校に警備員を配置する動きになってますよね。
「やってはいけない事」という理性を破壊して犯罪を犯してしまう人間ならまだ良いですが(全く良くはないですけど)、あびる優のように、それすら判断できないで犯罪を犯すというパターンが一番恐ろしい。
自爆テロと似たようなもので、「死ぬ」事を恐れていない戦士ほど怖いものはないでしょう。
そう考えるとね、映画やゲーム中での残酷なシーンというのは確かに問題あるのかな、と思ってみたりしてます。変な話だけど、そういう残酷な事は映画やゲームという架空の世界じゃなくて、本来は実体験していくべきものなんだろうな、と。
蟻の巣を水攻めにして、蟻が溺れているわけですけど、もがき苦しんでいるわけですよね。カエルの口に爆竹を突っ込むのにしても、肉片が飛び散るわけですよ。最初の頃はキャッキャ言って面白がっているわけですけど、その惨さ残酷さに気付く時がやってくるんですよね。
「ゲームは子供の成長に良くない」と言われるようになって来ましたけど、私はそうだとは思わない。確かにゲームだけが情報の全てという閉鎖的な空間しかない環境で、そういう環境下でしかゲームが出来ないというのであればそれは問題だけど、ゲームも子供であれ大人であれ、情報やエンターテイメントの選択肢の一つにしかすぎないものですよね。視野や選択肢が広いのであれば、なんの問題もないと思う。
あれ、、、あ、、、
もし、子供の視野や選択肢が狭いのなら、その身の回りの大人達も同じ状態なのか、、、
うーん、世の中、面白い事、興味深い事、沢山あるのになぁ。
興味を持つだけなら、お金もかからないし、、、ほんのちょっとの時間だけあれば良いのに。

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