2018年9月『長崎・島原・雲仙』の旅日記です。facebookにアップしていましたが、なぜかブログの方にはアップしていなかったので、今更ですがこちらにも記事を置いておきます。ついついSNSの方が楽にサクっとアップ出来てしまうので、まだまだブログに反映出来てないネタがありますね。。。
2018.9.15
長崎空港からバスで16時ぐらいにJR長崎駅に到着。
15,16日と〝長崎居留置地まつり〟とかで、出島・山手・大浦一帯で色々な催し物が開催されているらしく、長崎駅前でも特設ステージ組んでライブやってた。
長崎といえば、カステラとカラスミでしょう(笑)、という事で到着早々に土産店巡り(爆)
長崎カステラといえば文明堂が有名ですが、大阪でも普通に買えるのでw、長崎にしか店舗が無い老舗カステラ〝松翁軒〟でカステラをゲットしつつ、別の店で一口サイズのカラスミもゲットして美味しかったです。
昔、日本一周していた時に平戸方面で小さな教会に入った時も、時間の流れが違うような不思議な感覚があった記憶があるんですが、今回も似た感覚になって、自分には無い世界観の中に居る感じ。
潜伏キリシタン関連遺産が、世界文化遺産に登録されましたしね。
何やら居留地まつりで、大浦天主堂内で19時からコンサートっぽいのでしたが、後の予定もあるので次へ。
大浦天主堂から歩いて、眼鏡橋まで。
途中、オランダ坂に寄り道。石畳の急坂を登ると、ちょっと違う雰囲気に。 その後、中華街にも寄り道しつつ。
眼鏡橋に着く頃には、日も落ちて来て良い雰囲気。
さて、晩御飯は眼鏡橋の近くにある、お寿司屋さん。
回転しない方(笑)
〝まさる〟(facebook , Instagram)という寿司屋さんで、全て長崎産にこだわったネタ、食材で料理を出してくれる店、という事で気になって。
大将が気さくな感じで、料理の事とか長崎の事とか色々と話をしてくれました。常連さんらしき方とも、面白い話で盛り上がりました。
回らない寿司屋といっても、所謂、高級店みたいなカテゴリーではなくて、街にある美味しい寿司屋さん、という感じで、気軽な感じで居心地も良かった。
お寿司も一品料理も、もちろん美味しかったです! まだ長崎市内に来る事があったら、また必ず行くと思うな!
そのまま歩いて長崎駅前まで戻って、諫早駅まで移動して、駅前の今宵のお宿へ。まあ、今日は寝るだけ、ぐらいなんでビジネスホテル。
天気、日中は蒸し蒸し暑い感じでしたけど、晴れて良かった。
さて、明日は島原〜雲仙へ。
2018.9.16
二十数年ぶりに島原鉄道で、起点のJR諫早駅から島原まで。諫早湾から有明海へと海沿いを走る、とてものどか。
そして懐かしい島原駅。
この駅に降りるのは、これで3回目かな。
まずは島原城。ここでガイドの方と合流して、島原城やら島原の歴史を教えてもらいながらの見学。
初めて島原城に訪れたのは、雲仙普賢岳の大火砕流から2;3ヶ月後ぐらいで、島原城内に自衛隊車両が沢山と並んでいた記憶が印象に強く残っていたけど、島原復興して元気を取り戻してる。
ガイドの方が、今日の案内で引退されるという、なんとも記念日になるとの事で、私達が最後のお客さん。
記念にお土産を頂いたのですけど、いやそれ逆(笑)、っていう。私達から、お疲れ様でした、とプレゼント渡さなくっちゃ、という(爆)
島原城が当時の城に比べたら、斬新なぐらいシンプルな事。そして、島原の歴史は隠れ・潜伏キリシタン弾圧の歴史が深く関わっている事。天草四郎と島原の乱。
これから向かう予定の雲仙温泉にある雲仙地獄が、まさに〝地獄〟だった黒歴史。
長崎は江戸幕府誕生より遥か昔から外国と関わりがあったし、鎖国の江戸時代においても、唯一貿易が許されていたので、将軍や江戸の庶民よりも、いち早く諸外国の文化を体験していた土地だけに、当時の長崎の人達の意識もかなり違ったんだろうな、と。
島原城のガイドが早めに終わったので、武家屋敷も案内してくれました。本来なら別コースなんですが。
真っ直ぐ伸びた道の中央に水路があって、綺麗な湧き水が流れていて、せせらぎの音が気持ちいい。
以前は全ての道に水路があって、豊富な湧き水が街中を流れ、生活に使っていたそう。
ガイドが終わって昼御飯は、島原名物の郷土料理〝具雑煮〟。
所謂、雑煮なんですが、お出汁がよく効いてて凄く美味しかったです。
その後、鯉が泳ぐ街中散策しながら島原駅へ戻り、バスで雲仙温泉へ。
しばらく走ると、いよいよ白煙を上げる雲仙普賢岳が姿を現した。
現在も活発な火山活動が続いているをだな、と。二十数年前に不気味な溶岩ドームを肉眼で目のあたりにしたインパクトは今も記憶にある。
1時間ちょい走って雲仙温泉到着。
早速、旅館にチックイン。
行きは貯まっていたマイレージで飛行機代が浮いていたので、そのぶん雲仙温泉の宿泊を奮発しよう計画で、泊まる宿もですが特にお料理に奮発していました。
で、部屋に案内される際、「女将からなんですが、喫煙の部屋になってしまうのですが、もし臭いとか気にならないようでしたら、同じ階の別のお部屋へご案内させて頂くのですが、どう致しましょうか」と。
???、と。
で、とりあえず、その別の部屋とやらを見せてもらう。
いや、特に臭いは気にならないけど、、、
って、え?!
部屋、めちゃめちゃ広いんですけど。
和室、洋室、リビング、トイレとお風呂、洗面所は全て別。
リビングと洋室には、それぞれTVあるし。
え、なにこれ(爆)
念の為、元々に入る予定の部屋を見せてもらう。こちらも広いけど、和室メインのよくある旅館の部屋。
よくわからんけど、広い方にします(笑)
いやなんか、一泊だけというのが勿体ない感じ。。。
夕食まで時間あるので、雲仙地獄巡り。
旅館出たら直ぐに、ほのかな温泉卵な香りが(笑)
雲仙地獄、白い剥き出しの岩肌から沢山の白い煙が立ち登り、いたるところで温泉が湧き出ている。場所によってはグツグツと煮えたぎっている箇所も。
そして硫黄臭が半端ない。場所によっては、硫黄を含む水蒸気に体全体が包まれてしまう。
この手の臭いが駄目な人は地獄だと思う(爆)
冗談はさておき、雲仙地獄が本当に〝地獄〟だった事を伝える慰霊碑が立っていました。ここで拷問を受け処刑(殉教)された、隠れキリシタンの人達の慰霊碑。崖の上から煮えたぎる地獄に落としていったらしい、、、
雲仙地獄内にある、唯一の売店で温泉卵が食べられる。
ちょうど売り切れて、次を茹でている最中との事で、しばらく待機。
なぜか4,5匹の猫が売店で寛いでる。
看板猫かな?、と言いますか、硫黄な煙がばんばん入って来るし、暑くないのかな?
っていうか、柵を潜って地獄内に平気に入っていきましたけど(笑)
出来立て温泉卵、ンマかったー
ホテルに戻り温泉!
二ヶ所あって、片方は源泉掛け流し。
とりあえず、源泉掛け流しじゃない方に入って、夕食後に朝に源泉掛け流しに入ろうと。
さて、奮発した晩御飯(笑)
どれも薄味ながら、しっかりお出汁は効いてて、バランス素晴らしい。どの料理もくどくなく、でもしっかり味わえる。
お味噌汁が白味噌ベースが意外。
大阪とか京都で修行さるた方なのかなあ、と思ったんですが、話を聞くと違うみたいで。
前菜からデザートまで凄く良かった!
奮発した甲斐ありました(笑)
さて、また温泉入って明日は軍艦島です。
2018.9.17
朝っぱらから源泉掛け流し露天風呂を独り占め、極楽。
朝ご飯を堪能しつつも、9時のバスで長崎市内へ。島原とは反対側、小浜方面に出てから長崎へ。
長崎市内到着後、平和公園へ。
広島の平和公園には何度も訪れているけど、長崎は初めて。
やっと来れました。
平和公園と爆心地の公園へ。マリア像が建っているのは、広島と違うなあ、という印象。
取り急ぎな感じでしたけど、やっと手を合わせる事が出来ました。
長崎港ターミナルに移動して、廃墟マニアの聖地と言っても良い?、端島。
通称、軍艦島へ。
元々は小さな島だったものを、炭鉱の為に周囲をコンクリートで埋め立て拡張した人工島。
まるで要塞のような島の全景は日本じゃないみたいな雰囲気。
長崎港を出発して、長崎港らしい三菱造船所ドックや海上自衛隊の船が次々と現われる。
外海に出て30分ほど?、で軍艦島のシルエットが見えてきた。
確かに遠くから見るシルエットは〝軍艦〟そのもの。
上陸する為の桟橋横に到着前に、船長からアナウンスが入る。
波が高く桟橋から安全に上陸が出来ない状態の為、軍艦島周遊コースに変更します。
うえーーー
マジですか。
確かにチケット買う時に、上陸できるかどうかは現場で船長が判断すると説明されたけど、、、
そんな波、高いような気もしないのになあ。。。
現在、軍艦島を管理しているのは長崎市みたいで、上陸の際の波の条件も定められているみたいで、桟橋内に一定の高さまで波が打ち寄せているとNGになるらしい。
いあ、これ。
意外と上陸出来るチャンスって限られているかも。
ちなみに、午前の便は上陸出来たらしい。
で、軍艦島を右回り左回りのクルーズ(泣)
港に戻って来て、上陸コースから周遊コースに変更になった差額の払い戻しを受ける(泣)
お昼ご飯がまだだったので、港周辺で長崎ちゃんぽんの店を2,3軒回るも開いてない、、、
仕方なく、とりあえず長崎空港へ。
長崎空港でやっとこさ、長崎ちゃんぽん。ンマかたある。
3日間、良い天気だったな。
最後の軍艦島だけは残念だったけど楽しい旅行でした。
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