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坂本教授、9年ぶりのオリジナルなフル・アルバム。去年、細野晴臣&高橋幸宏のエレクトロ・ユニット「sketch show(スケッチ・ショー)」のアルバム制作に参加したりLIVEにも助っ人で参加など、YMOの再来的な活動もしていた教授ですが、今年になって発売になった教授のアルバムは、久々にエレクトリックなサウンドを堪能できる1枚になりました。数曲、sketch showが制作に参加していたりして、そのあたりも興味津々であります。
1曲目♪undercooledは、いかにも教授らしい曲。ビートはsketch showが担当しています。淡々とした教授のピアノに、sketch showのエレクトリックなビートが入り、ハングルでラップが歌われ、二胡とシンセサイザーがメロディーをとる。教授ならではの無国籍音楽です。
しかし、そんな余韻も2曲目♪coroで打ち砕かれます。なんと、ノイズまみれのドラム・トラックのみという曲、いやぁ、やるなぁ、教授。。。テクノだねぇ、これ。。。
テクノ的といえば、6曲目♪Only Love Can Conquer Hate。これも凄く良い曲。今回のアルバム中で最長の曲、9分46秒あるのですが、宗教的というか前衛的なアンビエント・ミュージック。リズムは無く、複雑な動きをするシンセサイザー音と単発的にベースの音が入るだけ。これだけで約10分、聴かせる。
教授のピアノ・ソロとノイズ音が絡み合う曲など、教授の音楽に対するアイディア満載の1枚ですね。最後は♪Seven Samurai – Ending Themeで締めくくる。スクリーン・サウンドの極みですね、ラスト・エンペラーを思い出しつつ、これにてディスク・レビュー、終わり。
坂本教授自身によるアルバム曲解説
坂本教授へのインタビュー
1996年、あの伝説の一夜
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