出ましたね。
Moog Minitaur
http://www.moogmusic.com/products/taurus/minitaur
※最初に、注意 : スピーカー飛ぶかもよ?、みたいなテロップがイカしてます(爆)
本当に、鋭いところを突いて来た製品ですよね。
削ぎ落すところは徹底的に削除して。
それでいて、「どうだ、すげーだろ」っていう部分を、ガッツリ残している。
円高もあって、単純計算でいくと6万ぐらい。
輸入代理店が、どれほどのマージン取るか分かんないけど。。。それでも、7万円台後半ぐらいで買えそうな感じもしますよね。8万は切って欲しいなー
中身は至極、単純な、何処にでもあるタイプのアナログシンセなんですよ。
そういう意味では、なんてコトはない。
でも、これ、出音は1VCOだけで十分な、そんな存在感あると思いますよ。
アナログシンセのオシレーターって、基本的に1VCOで使うものですから。
その1VCOで、納得させられる音が出てないと、そもそも駄目っていう。
こういう、オーソドックスだけど、凄い基本を押さえて、その基本部分に品質やこだわりを持つシンセを、日本のメーカーも造るべきだと思ってます。
絵に描いた餅じゃなくて、ちゃんと5万なり、10万なり払えば、誰でも買えるシンセ。こういうのを待ってたという感じです。
個人的には、MoogのSlim Phattyが凄く欲しいんですよね。
現行機種で、唯一、欲しいと思うシンセです。
http://www.moogmusic.com/products/phattys/slim-phatty
コイツも、1VCOの存在感が、半端なかった。
でも、操作性はあきらかにMinitaurの方が上だね(笑)
ちなみに、私がDoepferモジュラーでライブする時、必ず出す音で、可聴域下から地響き系超重低音の音を出して、急激なピッチ変化をつけるところで、ジワジワと上げていくコトをするのですが、あれも、たった一つのVCOと、たった一つのフィルター、たった一つのADSR、この3つだけの音なんです。
アナログシンセの場合、本当の姿は、この程度でえげつない音が出せないと駄目なんですよ(笑)
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