イタリア料理
LA LANTERNA di Genova (ラ・ランテルナ・ディ・ジェノヴァ)
大阪府大阪市北区中崎3-2-8
http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27064096/
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この半年ほど、自宅で食べる野菜は、そのほとんどを農家から直接、インターネットで注文してるんですね。
和歌山県と九州は宮崎県の農家と。
普段なら絶対に買わないであろう珍しい野菜も入ってたりして(中身の種類は選べない。もちろんリクエストすれば、出来る範囲で対応はしてくれますが、、、基本的には旬の野菜が色々と入ってる感じ)、どうやって料理するのが良いか?、と妻がインターネットで調べたりしてる。
それぞれ、微妙に取り扱ってる野菜の種類が違うのも面白いんです。
ホント。「新鮮な」野菜って、こういうものなのか、、、と思うぐらい。
この新鮮さを知ってしまうと、ちょっとスーパーとかでは野菜は買えないな、、、というぐらい。
で、本題は野菜の話ではなく。。。(笑)
その和歌山県の農家さんがやってるブログに、大阪でオープンしたばかりのイタリア料理のレストランが紹介されていたんですね。
きっと、このイタリア料理のお店も、ここから野菜を買ってるのかなぁ、と。
なかなか雰囲気が良さそうで、店主はもちろんイタリア人、、、女性らしい。
更に、どうもランチのみでの営業のようなんですけど、予約を入れれば夜も大丈夫、、、らしい。
??
予約さえ入れれば、たとえお客さんが一人でも店を開けるの?
へんなの?(笑)
、、、というわけで、更に興味が湧いて来ましたよ。
本当はG.W.中に行くつもりでいたのですが、夫婦そろって直前の暴飲暴食で胃もたれ発生(爆)でダウン、、、
そんなわけで、やっと先日、行って来たわけです。
とりあえず、ディナーしたいので、お店に電話をして確認と予約。
店主のイタリア人の女性が電話に出てるっぽい。
妻が電話していたのですが、「日本語が凄く上手くてビックリ」、、、らしい。。。
そして、当日。
場所は、大阪は中崎町。裏路地に入り平屋建ての建物が、迷路のように入り組んでいる中にあります。
へ〜、そういえば、この前の「昭和テクノ」を開催したビューティーバーもそうですけど、中崎町って裏路地に入ると、隠れ家的なお店が凄く多い。なかなか洒落てるカフェとかも数軒見つけちゃった、、、これはカフェランチ探索に来なくてはっ!!
で、案の定、道に迷いつつ、、、
LA LANTERNA di Genova、発見。
洒落たテラスがあり、中に入ると古民家を使った素朴な店内。
あら、以外にもお客さんが多い。
店主のイタリア人のお姉さん、ワタワタと忙しそうにしている。
、、、というか、店主一人だけなのか。
席に案内されて、さてさて。
店内は、古民家をそのままシンプルに使ってて、明るくゆっくり落ち着いた雰囲気。
壁には色々な絵画が飾られているんですけど、よくよく観ると名前と値段が書いてある。
あー。ちょっとしたギャラリースベースとして貸し出してるんだねー
んと、コース、、、というかセットメニューもあるんですけど、私達はいつものように食べたい料理だけを食べるので(笑)。アラカルトで注文。
まずは前菜の盛り合わせ。
すっごい盛りつけがカラフルでボリームも凄い。正直、これで1,000円しないなんて、なんとリーズナブルな事か。
特に、もっちりしたパンにたっぶりオリーヴオイルとチーズがのったものが絶品だった。
ここで、メニューには載ってなかったけど、パンの単品ってあるのかな?、と。
お姉さんに聞いてみると、あるという事だったので、パンを別に注文。
もっちりパンに、オリーブオイルだけで頂く。これだけで凄く美味しい。
ゴルゴンゾーラの手づくりニョッキ!!
うひ、凄いコテコテ濃厚、美味し過ぎる。。。
ウニのパスタ。
これも凄くオリーブオイルがたっぷりで、さらにウニの旨味が溶け込んでる。
タコとトマトを使った、、、えーと、見た目がサラダ系っぽいけど、実はなかなかしっかり味付けされた料理。
ん〜、どれも凄く美味しかった。
最後はデザート。
チョコサラミ、、、って初めて聞いたなぁ。
チョコの中にクッキーかな?が、まばらに入ってて、そのチョコの断面が、ほんとサラミみたい(笑)
そして、コーヒー、、、いつもお決まりでエスプレッソを頼むのですが、、、何やら見掛けない名前のコーヒーが、、、(名前、忘れた。。。)
これ、なんだろう、、、と思って、聞いてみたら、お姉さんのオリジナルらしい。
ちょっとお酒とか混ぜてるんだって。
2種類ほどあったので、妻とそれぞれを注文。
妻のはお酒入りの方で、カクテルグラスで来た。
おや、意外にもアイスコーヒー。
私のはお酒が入ってないタイプ、こちらはホットで来た。
どちらも凄く香ばしくてクリーミー。
お酒入りといっても、あくまでもコーヒーなので、全くお酒の感じは受けない。
甘くてまろやかな系のコーヒー好きには、かなりお薦めです。
私達が食べ終わる頃には、他のお客さんも全員帰ってしまって、私達が最後のお客になった。
お姉さんも、やっと一段落って感じで。
で、色々とお話。
お店は、今年の3月にオープンしたばかりなんだって。
お店を始める前は、日本に空手を習いに2年ぐらい滞在していたそうな、、、
そんな、、、空手やってたふうには見えない(^^;;
道場は今も、京橋にあるそうで、チラシを見せてもらった。
なんだ、うちの家の近所だ(笑)
それからイタリア料理の話。
私は、なんのこっちゃサッパリ?、、、だったけど、妻とお姉さんで何やら盛り上がっていた。
お店の名前にもあるように、お姉さんはジェノヴァ生まれだそうで、まぁ、北イタリアの料理ですよね。
私達はイタリアに2回(妻は3回か、、、)行ってますけど、南イタリアばっかりでしたから。
それから、ちょうどギリシャでの決選投票前日だった事もあり?、EU圏が大変、、、と。
特にイタリアやスペインは、ギリシャ以上にEU圏はもとより、世界経済に与える影響は大きい。
お友達やご家族は、もちろんイタリアに住んでいるわけで、凄く大変、、、と。
ちゃんと仕事していても、親の面倒もみれない、仕事が無いから若い子はどんどん外国に出て行ってしまうって。
そして、、、
「もうイタリアには帰りたく無い。帰っても夢なんて無いの」、、、って。
お姉さんね、凄く陽気に色々と話をしていた中だったので、この一言も、サラっと言った感じだった。
でも、私も妻も内心、凄い衝撃を受けてました。
自分の生まれ育った国がね、そりゃ内線とか戦争真っただ中なんていう状況なら、「夢も希望も無い」ってなるの、そりゃ理解できる。
まぁ、日本人は特に「生まれた国」を重んじる傾向があるよね。外国だと「生まれ」よりも「育った国」の方が重要っぽい雰囲気がある。
経済状況は厳しいけど、イタリアは内線状態でもないし戦争もしてない。
だから、お姉さんから、そんな言葉が飛び出して来たのには、本当に驚いた。
私達が思っている以上に、厳しいんだなぁ、、、と。
よほどの覚悟を持って、日本で店を始めたんだろうね。
私達よりも若いと思う。
そして、日本が好きなんだね。
頑張って欲しい。
お店は隠れ家的で、ゆったりできるし、料理も美味しく、お値段もリーズナブル。
これからも、ちょくちょく訪れたいお店です。
最後、お店の外まで出て来てくれて、「チャオ〜♪」って見送ってくれた。
また行こう。
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