今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。
1992年9月12日(土) / 晴れ
久しぶりに、スカッと晴れた!!
10時20分の列車で小海線は、野辺山駅へ。
そこそこ乗客もいるけど、だんだん少なくなって来た。
野辺山駅には11時半ぐらいに到着。
駅に降りると、標高1,345mとJRの日本一高い場所にある駅の標識があった。
注 : 一般的な鉄道の中でも日本一高い場所にある駅
どうしても野辺山で訪れたい場所があって、ゆっくり時間を使おうと考えていたので、野辺山駅近くで宿を取れたら、、、と思っていたのですけど、どうも宿っぽい建物が見当たらない。
仕方ないので、野辺山の後は小諸駅に戻る予定なので、再び小諸駅の近くで1泊する事に決めて、昨夜とは違うビジネスホテルで予約が取れた。
お昼御飯を食べて荷物をロッカーに入れて、レンタサイクル。
さて、野辺山巡り。
まずは『JRの最高標高地点』へ。
小海線は野辺山駅と次の清里駅の間にある踏み切りの辺りが、JR線の中で最も標高の高い場所で、記念碑やらあった。
ソフトクリームを売ってるお店があったので立ち寄る、美味しい。
JR最高標高地点から少し道に迷ったけど、三軒茶屋跡を通って、登りが続いて自転車でしんどいけど。。。
いよいよ、どうしても訪れたかった場所へ。
森の木々の間から、白くて巨大な建造物がチラチラと見えます。
パラボナアンテナだ!!
『国立天文台野辺山宇宙電波観測所』
世界最大級の電波望遠鏡を使って、数々の新発見をしてる、日本の宇宙観測の最前線だ。
大小合わせると、100基ちかくのアンテナが敷地内にあるらしい。
1つのレールの上に、幾つもの小さなパラボナアンテナが設置されていて、それらがぐるりと放射線状に何本も走っている。
レールの上でアンテナ同士の間隔を調整して、全体で巨大な1つのアンテナと同じような性能を発揮する。
施設内を少し見学。
スタッフや研究者も参加する見学会もあるらしくて、その時は色々と説明してくれるらしく、9月23日とのこと、、、残念。。。
そしてそして、なんと偶然にも本日、宇宙飛行士の毛利衛さんが日本人として初のスペースシャトルで宇宙へ!!
初の日本人宇宙飛行士は秋山豊寛さん。そして二人目となったのが、この日にスペースシャトルで宇宙に向かった毛利衛さん。
野辺山宇宙電波観測所を後にして、自転車で野辺山周辺をぐるり散策。
高原らしく、晴れ渡った空と、そよ風が凄く気持ち良い。
五光牧場に行ったら広々としたグラウンド?があって、サッカーの試合をやっていた。
それから、ぐるっと回って反対側の滝沢牧場へ。
こっちは、ちょっとアメリカンな感じ。牛やらヤギやら沢山いた。
野辺山駅から再び小諸駅へ。
小諸駅には18時前に到着して、晩御飯は1,800円!!
奮発した!!
ホテルで毛利衛さんのニュースを観ていて、野辺山宇宙電波観測所にも訪れた興奮からか、色々と宇宙についての記述が日記に書かれていたのですが、日本一周の旅とは全く無関係なネタなので、ここでは割愛しておきます(笑)
移動距離 : 約126km
小諸駅 〜 野辺山駅 〜 JR最高標高地点 〜 三軒茶屋跡 〜 国立天文台野辺山宇宙電波観測所 〜 五光牧場 〜 滝沢牧場 〜 野辺山駅 〜 小諸駅
注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。
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