今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。
1993年10月2日(土) / 晴れ
朝御飯を食べて荷物整理。
その後、港まで切符を買いに行く。
しんざと観光と安栄観光の船があるけど、行きと同じしんざと観光の方を買う。
『しんざと観光』が運行するフェリーに乗ったのですが、現在、しんざと観光は運行してないようですね。
宿に戻って少しゆっくりしてから、同じく石垣島へ戻る人と、二人で宿の車に乗って港へ。
その人は、安栄観光の船で、既に到着していたので乗り込んでいった。
私の乗るしんざと観光の船は、しばらくして港にやってきたけど、波が高くて着岸に時間が掛かった。
台風の影響か、波が高いみたいで、船から降りてきた人の顔色もすぐれない感じだった。
宿の方にお礼を言って、船に乗り込む。
荷物を船室内に置いて、外のデッキに出た。
安栄観光の船が先に出発、宿で一緒だった人に手を振る。
さて、私の乗ってる船も出航。
沖合に出ると、確かに波が高い。
というか、行きも高かったけど、そんな比ではない。。。
デッキの長椅子に座っていたけど、もう椅子にしがみつく感じ。
感覚的には、椅子にしがみついてないと、振り落とされそうなぐらいの揺れ。
上下左右、バンバン揺れる。
船に当たる波の衝撃も凄い。
船もひっくり返るんじゃないか、という恐怖さえ感じるぐらい。
もはや、立つことも不可能。
外のデッキだし、本当に振り落とされて海に転落するかも、と頭の中を過る。
船室内にいれば良かった、と後悔するも、時既に遅し、、、
なんとか耐えつつ、西表島を過ぎたあたりから、やっと少し波が収まって来た。
そして石垣島に戻って来た。
あー、生きた心地しなかったな。。。
次は西表島へ。
同じく、しんざと観光の船で行くことにした。
切符を買ってからの昼御飯は、八重山そば。
船まで、まだ時間があるので、港周辺を薬局を探しながら散歩。
実は、竹富島に着いてから、どうも喉の調子が悪くて、ちょっと風邪っぽいかも、と思ってて、持参していた風邪薬を飲んだりしていたのですけど、いよいよ薬も無くなってきたので、補充したかった。
更に、気のせいかもだけど、なんだか熱っぽくも感じる。
途中、信号待ちをしていたら、見知らなおばさんに声を掛けられた。
「何処から来たの?」
「石垣は初めて?」
「宿は決めたの?」
、と。
受け答えしているうちに、信号が赤から青、そしてまた赤へ。。。
そして、結局は薬局も見付からず、港まで戻って来た。
船の時間。
さっきの事もあるし、体も風邪っぽいので、さっさと船室内に入って、体を休めよう、と。
波照間島よりは距離も近いし、午前中のような、あんな酷い揺れも無いだろう、と思っていたら、それがけっこう揺れる。
さすがに、少し気分が悪くなる。。。
西表島に到着。
港へ降りるも、やはり何にも無い。
当時、しんざと観光の石垣島から西表島に渡る航路として、西表島の東部・大原港と、西表島の西部・船浦港があり、行きは船浦港に到着していたと思います。ただ、現在は船浦港便は無いようで、安栄観光の大原港と、上原港(デンサターミナル)のようです。
途方に暮れていると、しんざと観光のマイクロバスがあって、上原という場所まで送っていくよ、と。
上原?
とりあえず、バスに乗り込んで連れて行ってもらう。
上原、という場所で降ろしてもらう。
降ろしてもらったとはいえ、全く当てもなく、、、
周囲を見渡すと、、、
ん?
『みどり荘』という看板を発見。
宿?
ネット検索しても、みどり荘が現在も営業されているのか、今ひとつわからなかったのですが、最近に上原港の近くでオープンされたBar Kotobukiさん(twitter , Instagram , Facebook)から情報を頂きまして、コロナ禍の影響もあって一時休業されているようです、との事でした。ぜひ、復活して営業を再開して欲しいですね。ちなみに休業以前、みどり荘ではアウトドアツアーもされていたようです。
どうもユースホステルっぽい。
とりあえず入って、聞いてみると部屋も空いてるとの事だったので、この宿に決めた。
部屋に入ったら、2段ベッドがあった。
と言っても、私一人だけ。
荷物を置いて、食堂でボケーってしてたら、宿のおっちゃんが、「暇だったら、一緒に行こう」と誘われて、星砂の浜へ連れて行ってもらう。
「6時ぐらいに迎えに来るから」と言って、さっさと車で行ってしまった。
えー
一人ぼっち状態。
この砂浜はキャンプも出来るみたいで、キャンプしている人もいたな。
しっかし風が強い。
じっ、としていると少し肌寒いぐらい。
なにするわけでもなく、ひたすらボケ〜、ってする。
そして6時、、、
来ない、、、
えぇ。。。
6時15分、、、やっと迎えに来てくれた。
宿に戻って夕食。
食堂に行くと、女性3人組みがいた。
なんでも仕事(バイト?)で与論島に行ってて、その終わりで西表島に来たらしい。
朝一番に、大原港着いて送迎バスで、カンピレーの滝のツアーに行って、そこからはヒッチハイク&歩きで、この宿まで来たそうな。
なかなかパワフル。
なんだかんだと、その女性3人組みと話しながらの夕食。
TVを観てると台風が来ている。
どうなるかなぁ。。。
移動距離 : 約93km
たましろ荘(波照間島) 〜 石垣港(石垣島) 〜 船浦港(西表島) 〜 星砂の浜 〜 みどり荘(西表島)
注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。
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