今から28年前。1992年〜1993年に掛けて、約2ヶ月間の駆け足で巡った日本一周一人旅を、当時の旅日記と残っていた資料、そして遠くなった記憶を頼りにアーカイブ化していきます。
ただ、さすがに記憶が曖昧なのと、28年前にもなるので、もう今は存在しない場所や建物、宿泊施設。また廃止された路線等もあるかと思います。また地図を載せている場合も、正確な移動ルート等を現していません。
アップしていく写真も、今から28年前のプリントをスマホで撮影しています。現在とは様子も変化している事でしょう。
このアーカイブ化していく情報は、全て28年前の情報となります。
当時の事を、旅日記をメインにして簡単にまとめて行きますが、もしかすると記憶違いな事を書いてしまう可能性がありますので、ご理解頂ければと思います。
1993年10月8日(金) / 雨 のち 晴れ
朝、起きると、、、まーだ雨が降ってるよー
朝御飯は、西鹿児島駅構内にある食堂で食べようかなと思っていたけど、ボケーってしてたら時間が無くなってしまって、急いでホテルを出た。
西鹿児島駅は現在、鹿児島中央駅となっています。
ホテルから出る頃には雨も止んで良かった。
郵便局に寄って、ゆうパックだ出して駅へ。
朝御飯のかわりにチョコを買う。
さあ、体調も天気も悪くて鹿児島で2日間停滞したけど、だいぶ気分も良くなって来た。
気分一新、日本一周再開だ。
西鹿児島駅を出発すると、8月の豪雨災害の爪痕がいたるところに。。。
橋が決壊していたり、土砂崩れの跡、至る所で道路の工事をしている。
電車も時速35キロ制限で、ゆっくり走り続けている。
ほどなく桜島も見えて来た。
頂上付近は、うっすら雲っているけど、桜島の全容がよく見える。
電車に乗りながら、桜島を眺めて、頂上からは絶えず煙が立ち込めていて、幾度となく噴火して来た事を考えると、ちょっと怖い感じもするぐらいだ。
それでも、桜島の麓にも街並みが広がり、頼もしい感じがした。
また、至る所に土石流注意の看板も目についた。
しばらく進んで、速度制限が無くなり通常運転へ。
そして、国分駅に到着。
ここから先の開通は明日なので、今日までは代行バスに乗り換えだ。
代行バスには8分の待ち合わせしかなくて、国分駅をゆっくり見る事も出来ず、バスに乗り込む。
あくまでも電車ま代行なので、車掌さんも乗車する。
少し街中を走ってから山道へ入っていった。
右へ左へ曲がりながら山道を進むと、ここにも豪雨の爪痕が。
ガードレールが流されていたり、道がデコボコになっていたり、土砂崩れで山肌が大きく露出しているところもあったり、こちらも至る所で工事中だった。
途中も霧島神宮駅に立ち寄る。
少し乗客の、乗り降りがあった。
そして、代行バスの終点、大隈大川原駅に到着。
、、、といっても、無人駅だった。
大隈大川原駅、現在は新しい駅舎になっている模様です。
ほどなく電車が入って来た。
降りて来た乗客は、私が乗って来た代行バスで国分駅へ。
入って来た電車は、折り返して宮崎方面へ。
出発まで、まだ30分ほどあるので、駅の陸橋の上で景色を眺めてた。
ここか歩いて10分ほどで大川原峡があるらしく、滝もあるんだとか。
定刻出発。
順調に進んで、南宮崎駅に到着。
お昼御飯して、先に今日の宿を決めてしまおうと、宮崎駅近くのホテルに電話。
このままだとホテルに早く着き過ぎてしまうので、ここでちょっと寄り道。
日南線に乗り換えて、青島へ行く事にした。
一旦、荷物を南宮崎駅のロッカーにでも預けようと思ったけど、青島からの帰りは南宮崎駅に下車する必要が無さそうだったので、とりあえず荷物も持って行く事にした。
南宮崎駅を出発。
海が見えて来たなーと思っていたら、運動公園駅に到着。
どうも、陸上の大会が開かれているようで、沢山の競技関係者?の団体がいた。
ここにある競技場が会場なのかな。
なんでも世界78カ国から参加があって、選手や関係者はIDカードで電車はフリーパスみたい。開会式には秋篠宮・紀子さまご夫妻も出席されたんだとか。
私が訪れた1993年10月、ちょうど『第10回世界ベテランズ陸上競技選手権宮崎大会』(注:PDF直リンク)が開催されていました。
事前に調べていた時刻表よりも、青島行きが増発されてて、最初は青島でお祭りでもあるのかな、と思っていたけど、この陸上競技大会の為だったんだね。
南宮崎駅から30分ほどで、青島駅に到着。
地図を見ると歩いて10分ほどで青島に行けるみたい。
このまま荷物は背負って行こう。
ブラブラ歩いていると、お土産屋さんが並ぶ通りに出て来た。
そこで、お店の人に呼び止められて、割り箸に刺さったパイナップルを100円で買う。。。
まあ、、、美味しいから良いか。
そして、目の前に海が見えて、青島に渡る橋が現れた。
それにしても、凄い波。
風も強いし、やはり台風の影響だろうか、遠くの海は大波で荒れ狂ってる感じだった。
橋を渡って少し歩くと、青島神社があるのでお参りする。
更に浜辺を、ぐるっと一周。
目の前に広がる〝鬼の洗濯板〟、ゴツゴツした岩の筋が幾重にも連なっても島全体を囲んでいる。
その外側は、大きな波飛沫と白い波が大きく見えて、凄く海が荒れているのがわかる。
ときおり波が洗濯板を乗り越えて、勢いよく浜辺まで来るのが、ちょっと怖いぐらい。
島を歩いていても、外人さんが多い。
これも陸上競技大会で来日されてる人達かな。
駅に戻って、次の電車とか云々と駅員さんと話をしていたら、外人さんも宮崎方面に行きたいらしく、話し掛けて来た。
その外人さんは、運動公園駅で降りていった。
やっぱり関係者かな?
南宮崎駅まで戻って来た。
私の乗っている電車は、そのまま宮崎駅まで行くのだけど、ここで18分も停車。
これより先に、宮崎方面へ向かう電車に乗り換え出来るんだけど、陸橋を渡って別ホームに移動となるので、なんとなく面倒くさいなーと思って、そのまま座っていたら、車掌さんが乗り換えなくても大丈夫ですか、と声を掛けてくれた。
急いでるわけでもないからね。
宮崎駅に到着。
大通りを歩いて10分ほど、『宮交エアラインホテル』に到着、チェックイン。
ガイドブックを見ていて気になっていた、宮崎駅から少し先の東都農駅辺りで、リニアモーターカーの試運転をやってるとかいう情報があったので、電話で確認すると10月は毎日、走行実験をしているそう。
ただ、時間帯ははっきり決まってないようだった。
明日、ちょっと立ち寄ってみるかな。
晩御飯はラーメン。
帰りに大きなゲームセンターがあったので入ってみたら、初めてスーパーストリートファイターIIを見た。
このホテルにも陸上大会の選手や関係者が泊まっているようで、外人さんの宿泊客も沢山といた。
移動距離 : 約152km
西鹿児島駅 〜 国分駅 〜 大隈大川原駅 〜 南宮崎駅 〜 青島駅 〜 青島神社 〜 青島駅 〜 宮崎駅
注意 : Googleマップ仕様の関係上、下車等せず通過した地点も記載したルートになっています。また、当時の正確な移動ルートを再現しているものでもありません。〝大凡〟のルートになります。
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