去年のBRIAN ENO AMBIENT KYOTOに続いて、今年も開催されたので駆け足でしたが展示会に行って来ました。
去年のイーノとのコラボによる映像とアンビエントミュージックの世界も凄く良かったので、今年も行こうと思いつつ時が過ぎていき、ギリギリになってのタイミングでしたが、楽しんで来ました。
今回は2会場での開催で、更に参加アーティストがコーネリアス、バッファロー・ドーター、山本精一、そして坂本龍一 + 高谷史郎。またテリー・ライリー、コーネリアスのライブも開催されました。
ライブの方に行けてなかったので、なんとか展示会には、と。
参加アーティストが増えたので、それぞれの特色が出て、更に前回よりポップな印象度も上がった感じがして、〝アンビエント〟と身構える必要もなく、前回より更に幅広い人にも楽しんでもらえる感じになっていた印象で、そういうところも良かったなぁ、と。
あと、前回も楽曲にしっかりとリズムが入ってるサウンドがありましたが、今回も小気味良いリズムやグルーヴ感のあるサウンドもあって、ドローン系一辺倒みたいな退屈なアンビエントでも無かったので素敵でした。
アンビエント = リズムの無いサウンド え、リズムとかアンビエントに要らないでしょ?
みたいな、間違ったアンビエントでは無いので、ご安心を(笑)
続いて、2つ目の会場、丸太町へ。
ここでは坂本龍一 + 高谷史郎による『async – immersion 2023』と題して、教授のアルバム『async』と高谷史郎氏の映像とのコラボが、特別な空間の中で体験出来る感じになってました。
ただ、、、うーん。
これはもう、私個人の、個人的な、という感想なのですが、、、どうしてもレクイエムのような感覚と睡魔と(良い意味でね)、というなんともいえない感じがして、2022年のクリスマスに公開された〝Playing the Piano 2022〟を観た時に、あんなにも優しい音なのに、観ているのが辛くて、という気持ちが、また蘇ってくる感覚になって、今回もちょっと苦しい気持ちにもなったり。
(私の母の体験があるので、そうなる部分も多分にあるのですが)
自分がモジュラーシンセで何かしら音を出す時に、自分で一番楽しく気持ちよく感じる音を出そうと思っているのですが、たぶんその音をカテゴライズすると〝アンビエント〟になるんだろうと思ってるんですね。
特別に意識して「アンビエントやろう」なんて思った事は無いのですが、結果的にアンビエント系にカテゴライズされるんだろうと。
なので意識してアンビエント系の作品を聴く事も少ないのですが、そんな私でも楽しめるアンビエントなサウンドと空間の展示会なので、本日含めてあと2日間。31日の大晦日までの開催なので、興味のある方は、ぜひ訪れてみて下さい。
2つの会場、それぞれ楽しむには各会場1時間ぐらいの時間はみておいた方が良いと思います。
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