モジュラーシンセ考察 21
Book
津村記久子 『水車小屋のネネ』
18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉。ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生――、、、それって「ヨウムじゃね?」という興味から読み始めたら、40年の時が過ぎてました。
九段理江 『東京都同情塔』
モジュラーおじさん :「シンパシータワートーキョー』という刑務所を建築した建築家の小説を書きたいのですが、その出だし二行を書いて下さい。」AI-built :【暗闇の中、東京の鋼鉄の心臓部に、シンパシータワーが孤立していた。その高さは、自由と希望を断ち切るように天に向かっているかのようだった。 ■】
武田惇志 , 伊藤亜衣 『ある行旅死亡人の物語』
名前すら分からず身元不明で遺体の引き取り手が存在しない死者、〝行旅死亡人〟。二人の記者が、とある行旅死亡人の身元を特定するまでのノンフィクション作品。